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国立科学博物館 [美術]

特別展を見た後、久しぶりに常設展に立ち寄りました。
常設展は地球館と日本館で展示されています。

そういえば子供の頃に常設展を見に来て、一日入り浸っていたなあ。
なんてことを思い出しながら地球館に入ると、1階の展示室ですぐに
その理由が判明しました。
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いきなり恐竜の登場!
そうでした。
ここは、たくさんのワクワクに出逢える場所でした。

そして上を見上げると、こんなことに!
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いろんな動物たちがいる~!
さらに…。
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ジンベエザメやマンタも!
私、ジンベエザメが大好きなんです。
以前、美ら海水族館に行ったときにジンベエザメの餌付けを見て、
それはもう感動しました。

ジンベエザメって体が大きい割に餌がプランクトンというのが、
ギャップがあっていい。
それに、コバンザメがぴったりくっついている姿は、ジンベエザメの
懐の大きさが表れていて、なんとも微笑ましい。
きっと人徳ならぬサメ徳があるのでしょうね。

このジンベエザメの模型にもちゃんとコバンザメがついてます(笑)。

いきなり見応え満載の展示で、なんと地球館は地下3階から地上3階まで
あり、日本館は地下1階から地上3階までというボリューム。
今回は時間がなかったので、地球館を駆け足で見ていきました。

ちなみに、地球館の展示はこのような構成になっております。
・地下3階:自然のしくみを探る
・地下2階:地球環境の変動と生物の進化 -誕生と絶滅の不思議-
・地下1階:地球環境の変動と生物の進化 -恐竜の謎を探る-
・1階:地球史ナビゲーター、地球の多様な生き物たち
・2階:科学技術で地球を探る、科学と技術の歩み
・3階:親と子のたんけんひろば コンパス、大地を駆ける生命

これを全部見るのは結構時間がかかるのですが、どの展示も面白くて
テンション上がりっぱなし。
もっとじっくり見たかったです。

展示を見ていて思ったのですが、宇宙という規模で見ると、自分の
存在なんて本当にちっぽけで、自分が生きている時間なんて実に
微々たるものなんですよね。

自分が抱えてる悩みって、大したことないのかもと思えてきました。
それに、生きている時間が短いと思うと、一日一日をもっと大切に
過ごしたいという気持ちになりました。

ワクワクしたり、癒されたり、圧倒されたり、すごく考えさせらたり。
国立科学博物館って子供の場所だと思っていたのですが、違いました。
大人の場所でもあります!

常設展だけでこんなにも満足度高いなんて、素晴らしすぎる。
次回は日本館にも絶対行きたいです。

建物も素敵。
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シロナガスクジラさんにも会えます。
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地球って美しい。
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★国立科学博物館の公式サイトはコチラ。
https://www.kahaku.go.jp/

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特別展「植物 地球を支える仲間たち」 [美術]

国立科学博物館で開催中の特別展「植物 地球を支える仲間たち」に
行ってきました。

この展覧会、開催前から楽しみにしてたんです。
私たちの身近な生物である植物ですが、まだまだ知らないことが
たくさんあるので、これを機に知りたいと思いまして。

本展では植物の誕生と進化の過程、その生き方、地球上に生息している
植物について等を、標本や実物大の模型、映像、インスタレーションを
使用して様々な角度から紹介しています。

実物大の模型では、あの世界最大の花と言われている「ラフレシア」や
数年に一度しか咲かない巨大な花「ショクダイオオコンニャク」も
展示されていて、とても迫力がありました。

そういえば昔、ラフレシアを見たくてボルネオ島に行ってみたいと思って
いたんですよねえ。
模型を見たら、また行きたい気持ちが湧いてきました。

ラフレシアの原寸大の模型。大きい!
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展示の仕方が分かりやすいので、子供だけではなく大人でも楽しめる
ところもいいです。
人気の(?)食虫植物のコーナーもありますよ。

植物たちが色々な方法で生きていく術を身に付けていき、たくましく
進化してきた過程には、強い生命力を感じて、感動すら覚えます。
人間は植物から実にたくさんの恩恵を頂いているので、植物のことを
もっと深く知り、理解して、これからも大切に関わっていきたいですね。

音声ガイドのナビゲーターは俳優の滝藤賢一さんと声優の鬼頭明里さん。
音声ガイドを借りると、このうちわがもらえます。
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特別展「植物 地球を支える仲間たち」は、9月20日(月)まで。
詳細は公式サイトをご覧ください。
https://plants.exhibit.jp/

余談ですが、こちらは不忍池の蓮がすっかり伸びている様子。
身近な所でも、植物の生命力を感じることができます。
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北斎づくし [美術]

東京ミッドタウン・ホールで開催されている「北斎づくし」に行ってきました。
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展覧会の見どころが、北斎漫画、富嶽三十六景、富嶽百景の全頁・全点・全図を
一堂に会する展示ということで、まさに北斎づくし!

これまで北斎作品の展覧会には何度か足を運んでいるので、それぞれの作品を
見たことはあるのですが、一度に見る機会というのはなかなか貴重。

その展示方法も特徴的で、北斎漫画、富嶽三十六景、富嶽百景が3つのゾーンで
別れており、特に北斎漫画の展示は広いお部屋にドドーンと全てが展示されて
いるので、ダイナミック!
また、一部を除いて写真撮影がOKでした。
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一応、初編から順番に展示されてはいるものの、見たいところから好きに見る
ことができます。
こういう展示方法、好きです。

北斎漫画は、漫画といっても現代でいうコミックではなく、絵を勉強する人の
ための絵手本。
絵手本というだけあって、実に細かい描写で江戸の風俗、職人の作業様子を
はじめ、動植物、風景、人物、故事から妖怪に至るまでが描かれています。

一つ一つの絵を見れば見るほど、まるで今にも動き出しそうな正確さと
ユーモアあふれる描写に引き込まれてしまいます。
北斎様というと、大胆な構図や発想の奇抜さに目を奪われがちですが、
細かい部分も正確に描く基本的な技術にも、卓越した才能を感じます。

そして、富嶽三十六景。
大好きな作品で、夜寝る前に図録を眺めては江戸時代に思いを馳せています。

少し前に、すみだ北斎美術館の「THE北斎 ―冨嶽三十六景と幻の絵巻―」
という展示を見に行き、そこでは絵に隠された北斎様の驚くべき発想力が
解説されていて非常に面白かったので、思い出しながら今回の展示を見ました。
そちらの展示と合わせて見ると、より一層富嶽三十六景を楽しむことが
できるかもしれません。

富嶽百景は、富嶽三十六景では描き足りなかった北斎様が、その発想を
さらに膨らませて、富士山を題材にした作品の集大成となったもの。
富嶽三十六景で描いた作品の中で、似たような画があったりするので、
比較するのも面白いです。

画狂老人卍という画号に改号し、100歳まで描き続けたいと願った北斎。
絵に対するあくなき探求心と向上心が、一つ一つの作品にこめられて
いるからこそ、多くの人々の心を掴むのでしょうね。

そういえば、音声ガイドのナビゲーターは町田啓太さん。
「女子高生の無駄づかい」や「チェリまほ」等のドラマを見ていたので、
そちらも今回の展示の楽しみの一つでした。

「生誕260年記念企画 特別展 北斎づくし」は、9月17日(金)まで。
詳細は、こちらをどうぞ。
https://hokusai2021.jp/

すみだ北斎美術館については、こちらをどうぞ。
https://hokusai-museum.jp/

タグ:葛飾北斎
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イサム・ノグチ 発見の道 [美術]

東京都美術館で開催されている「イサム・ノグチ 発見の道」を
見に行ってきました。
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イサム・ノグチは日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれ、
彫刻や舞台美術、プロダクトデザインなど様々な分野で活躍した
20世紀を代表する芸術家。

お恥ずかしながら、お名前は存じ上げていたものの、その人物像や
作品に対する知識があまりなく。
今回初めて展覧会に訪れたところ、盛況っぷりに驚きました。
特に若者が多くて、ビックリ!
普段の展覧会とは、明らかに雰囲気が違っておりました。

「第1章 彫刻の宇宙」「第2章 かろみの世界」「第3章 石の庭」の
3章からなる本展覧会。
そのうち、第1章と第2章は撮影OKという太っ腹!
さらに、会場内は自由動線となっているため、好きな作品から鑑賞
できるというのもよかったです。
この様な試みが、人気の要因の一つなのかもしれません。

さて、作品にも少々触れてみます。
会場に入ってすぐに現れたのは「黒い太陽」。
手前の黒い輪の作品なのですが、とてもインパクトがありました。
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その後ろには、写真撮影で大人気の「あかり」インスタレーション。
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和紙を通した柔らかな光そのものを彫刻とする「あかり」を150灯
使ったインスタレーション。
とても幻想的でありながら、どこか心が和む空間になっています。

イサム・ノグチは日本人とアメリカ人の間で、自身のアイデンティティの
葛藤に悩んだそうですが、日本の伝統や文化は彼に大きな影響を与え、
作品にも表れています。

私は彫刻に関する知識があまりないので、会場に来る前はどのように
鑑賞するのだろうと思っていたのですが、実際に作品を前にすると、
「これってなんだろう?」「これは鳥?」「これはもしかしてリス?」
などと、自分なりに想像してみて、後で作品名を確認して答え合わせを
してみるという楽しみ方を見つけました。

「不思議な鳥」
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「リス」
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こうして見ると、かわいらしい作品も多くて、彫刻に対するハードルが
下がったように思います。
自分の想像力を使って自由に!

こちらは「プレイスカルプチュア」。
色っぽいように感じたのですが、なんと遊具彫刻だそう。
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ノグチは生涯を通じて遊園地の建設プランをもち、子供達が自由に駆け回り、
遊びを通じて「世界との出会い」が育まれることを切望していたそうです。
そんな遊園地があったらいいですよね。

イサム・ノグチの作品たちは、自分が思っていたような「彫刻」という
概念を遥かに飛び越えて、新たな世界を見せてくれました。
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東京都美術館での「イサム・ノグチ 発見の道」は、本日が最終日です。
https://isamunoguchi.exhibit.jp/index.html

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東洋文庫ミュージアム [美術]

久しぶりに東洋文庫ミュージアムを訪問。

初めて訪れた時、本棚がまるで山脈の様にそびえ立っている光景に
圧倒されたのと同時に感動しました。

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モリソン書庫というこのお部屋。
東洋文庫の創設者である岩崎久彌が、北京駐在のオーストラリア人
G.E.モリソン博士から東アジアに関する欧文の書籍・絵画・冊子等
約2万4千点をまとめて購入。
その貴重なコレクションが展示されています。

膨大な量の本が地域別に分類されています。
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残念ながら手に取って閲覧することはできないのですが、この壮大な
景色を見るだけでも満足!

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そして、現在の企画展示は「江戸から東京へ-地図にみる都市の歴史」
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東洋文庫が所蔵する古地図、地誌、ガイドブックなどの資料から、
古代~近代に至るまでの各時代の地図の特徴や都市としての変化、
人びとの営みなどの変遷を辿るというもの。

昔の東京を地図から辿っていくという視点が面白い。
特に江戸時代の地図は、鬼平犯科帳などの時代劇に出てくる江戸の
町が思い浮かび、妄想旅行へと誘ってくれます。

もともと地図を見るのが好きなので、本当はもっとじっくり時間を
かけて眺めていたかったぐらい。
古地図片手にお散歩して、昔と今の景色を比べるのも面白そう。

「江戸から東京へ-地図にみる都市の歴史」は、9月26日(日)まで。
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★詳しくは、東洋文庫ミュージアムのサイトをどうぞ。
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/museum_index.php

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浮世絵・江戸絵画名品選 [美術]

山種美術館を再び訪問。
ここは駅から離れていて、落ち着いた雰囲気なのでお気に入り。
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今回のお目当ては、現在開催中の展覧会。
「浮世絵・江戸絵画名品選―写楽・北斎から琳派まで―」。
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大人になるにつれ、浮世絵や日本画に惹かれるようになりました。
眺めていると、心が和むのです。

お気に入りは、葛飾北斎と歌川広重。
本展覧会では、北斎様の「富嶽三十六景 凱風快晴」や広重様の
「東海道五拾三次」などのコレクションが展示されていました。

特に「東海道五拾三次」は最初期の摺りの貴重なもので、前・後期に
分けて全点が展示されるそう。

広重様の作品では、「名所江戸百景」がお気に入りでしたが、改めて
「東海道五拾三次」を見ると、とても味わい深い作品だと思いました。
「富嶽三十六景」もそうなのですが、その土地の風景と共にそこに
暮らす人や旅人の様子を垣間見ることができ、まるで江戸時代に
タイムスリップしたような気分を味わえるのがいいです。

眺めていると妄想が膨らんで、何ともいえず楽しい気分になるし、
癒されます。

広重様の作品は、例えば雪景色を描いたものでは、まるでシーンと
いう音が聞こえそうなぐらい静けさを感じるし、雨を描いたものは
ザーザーという音が聞こえそうな気がして、とても不思議。
やはり描き方なのでしょうね。
北斎様とはまた違う魅力があります。

他にも、喜多川歌麿や東洲斎写楽などの作品もあり、浮世絵の魅力を
堪能することができました。

また、浮世絵の他にも俵屋宗達や酒井抱一などの琳派の作品や伊藤若冲
などの江戸絵画も堪能することができて、見応えあり!
予想以上に充実した内容で、大満足でした。

こちらは、唯一写真撮影がOKな椿椿山の「久能山真景図」。
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「浮世絵・江戸絵画名品選―写楽・北斎から琳派まで―」は、8月29日まで。
詳細は山種美術館のサイトをご覧ください。
https://www.yamatane-museum.jp/

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両国花火 [美術]

昨日の隅田川つながりで。

歌川広重の江戸名所百景より「両国花火」。

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隅田川花火大会は、江戸時代の享保17年(1732年)の大飢餓で多くの
餓死者が出たことに対して、人々の慰霊と悪病退散を祈るために、
8代将軍 徳川吉宗が「両国の川開き」という名称で花火を打ち上げた
ことが起源とされています。

それほど歴史が古いとは、驚きです。

現在のコロナ禍では中止になってしまいましたが、本来の目的では
この様な時にこそ打ち上げるものなのですね。

来年こそは、この画のような光景を見ることができるといいなあ。

タグ:歌川広重
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Starry Nights [美術]

部屋の窓から夜空を見上げると、満天の星が輝いている。
そんな光景が現実であったなら、どんなに素晴らしいことか。

しかし、現実はそううまくはいかず、我が家から星空を
見ることは難しい。
そんな私に美しい世界を見せてくださるのが、KAGAYAさん。

KAGAYAさんが10年間撮りためた写真を一冊に収めた作品集が
発売されたということで、早速購入しました。

タイトルは「Starry Nights」。
星月夜。
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背表紙もちらっと。
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しかも直筆サイン本!(サインなし版もあります)。
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星空写真家でプラネタリウム映像クリエイターでもあるKAGAYAさんの
写真は、この世のものとは思えないほど幻想的で神秘的。

写真に収められている景色は、本当に自分が住んでいる地球なのかと
思わず疑ってしまうほど。
と同時に、こんなに素晴らしい世界の中に自分も存在していることに
感動を覚えます。

同じ場所であっても、刻一刻と表情を変える地球。
自然とは、なんと不思議で偉大なのだろう。
天空と地球が織りなす一瞬の表情を切り取った光景を、心ゆくまで
じっくり味わいたい。

★KAGAYAさんのベスト版写真集「Starry Nights」


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東京国立博物館 [美術]

予想より早く鳥獣戯画展を見終わってしまったので、久しぶりに他の展示も
ゆっくり堪能しました。
特別展のチケットで、当日に限り総合文化展も見ることができるのです。

東京国立博物館て、すごいんですよ!
総合文化展を全て見ようとすると、一日かかってしまうのではないかという
ぐらいのボリューム!

建物でいうと、本館、平成館、東洋館、法隆寺宝物館、表慶館、黒田記念館、
資料館などがあり、庭園や茶室もあるという広さ。

時間に限りがあるので、今回は平成館と本館に絞って鑑賞しました。
平成館では、日本の考古という展示で縄文時代の土偶や、弥生時代の銅鐸、
古墳時代の埴輪などを鑑賞。
埴輪って、やっぱりかわいい~。
土器などの土の色も、なんだかとても癒されます。

本館(日本ギャラリー)では、日本の美術を心ゆくまで堪能しました。
これだけでも、かなり見応えがあります。

こちらが本館。2001年に重要文化財に指定されたそうです。
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上野駅から来るとこの建物が目に入り、とても印象深いんですよね。
展示室は1階と2階があり、1階は彫刻、陶磁、刀剣など、2階は縄文時代から
江戸時代までの時代を追って展示する「日本美術の流れ」という構成。
浮世絵も展示されています。

そして、建物自体にも見どころが満載で、それだけでもアート。
こちらは、本館の入り口を入ってすぐの大階段。
よくドラマの撮影でも使用されていて、あの「倍返しだ!」でお馴染みの
ドラマでも使用されていた場所。
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細部まで素敵で、思わずため息が出てしまう。
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写真には撮らなかったのですが、壁なども素敵なので建物をじっくり鑑賞
するだけでも価値があります。
また、庭園にも出ることができるようなので、散策するのもいいですね。

こちらの豪華な建物は表慶館。
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明治末期の洋風建築を代表する建物で、1978年に重要文化財に指定。
現在は、特別展・イベント開催時を除き休館中です。

今回は時間がなくて、東洋館を見ることができなかったのが残念。
次回は総合文化展だけを見に行こうと思います。

東京国立博物館の詳細はコチラ↓
https://www.tnm.jp/

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ギガアツイ!鳥獣戯画展 [美術]

巷では何かとギガギガと騒がれておりますが。
こちらのギガも熱かった!

東京国立博物館で開催されている「国宝 鳥獣戯画のすべて」。

以前の記事でも触れたのですが、本当は5月に見に行く予定でした。
それが緊急事態宣言により中止になり、チケットも払い戻しという
悲しい結果に。
以前の記事はコチラ↓
https://tsukimisou-rock.blog.ss-blog.jp/2021-05-12

なので、6月1日から再開されるというニュースを耳にした時は、
ものすごく嬉しかったです。

しかし、チケットの予約サイトになかなか繋がらず、かなり苦戦。
皆さん、心待ちにしてたのでしょうから、無理もないですよね。
こうなったら、もう執念です。
粘って粘って、ようやくチケットを取ることができました!

およそ一年ぶりの国立博物館!
ここは建物が素晴らしくて、建物を見るだけでも足を運ぶ価値アリ。
それについては、また後日触れます。

今回の特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」は平成館で開催。
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森鷗外先生越しの平成館。
作家であり軍医でもあった鷗外先生ですが、最後の公職は国立博物館の
前身である帝室博物館を統括する総長でした。
亡くなる直前まで熱心に博物館の仕事に取り組まれたそうです。

さて、いよいよ鳥獣戯画です。
実のところ、そこまで興味があったわけではなかったのですが、毎回
すごく人気があるので、どういうところが魅力なのかを知りたかった
というのが率直なところ。

鳥獣戯画は、擬人化した動物たちや人々の営みを墨一色で躍動的に
描いた作品。

今回、展覧会史上初めて、甲・乙・丙・丁全4巻の全場面が一挙公開され、
4巻合わせると44メートルにもなるそう。
さらに、かつて4巻から分かれた断簡と言われるものや、原本ではすでに
失われた場面を留める模本の数々も展示されました。

ここで各巻について、簡単に説明を。
甲巻は、兎や蛙など様々な動物たちが水遊び・賭弓・相撲などをしたり、
法要の場面が描かれています。

乙巻は、馬や犬、鶏などの身近な動物だけでなく、霊亀や麒麟といった
空想上の動物も描かれています。

丙巻は、人物戯画も描かれており、将棋や耳引きなどの勝負事が多く
描かれています。

丁巻は、人物が中心で他の巻に比べると筆致が太くて淡いのが特徴的。

特に人気がある甲巻は、教科書などで目にする機会も多く、鳥獣戯画と
いえばこの絵という感じ。
本展覧会では、その甲巻を動く歩道に乗って鑑賞するという画期的な
試みを行っておりました。

そのため、動く歩道に乗るまで4重ぐらいの行列に並ばなければならず。
ここだけは少々密状態でした。
とはいえ閲覧室は広いですし、大声で話す人がいるわけでもないので、
対策はされているようですが。

待つ分、ようやく自分の番になって動く歩道に乗れた時は、嬉しさ倍増!
じっくり絵を鑑賞しました。
やっぱり甲巻は、かわいいですね。
兎が後ろ向きに水に飛び込もうとしている絵なんて、たまらないです。

それにしても、誰が一体何故このような絵を描いたのか。
擬人化した動物たちを描くという発想が斬新すぎます。
でも、作品を眺めていると、心がほっこり。
だから、たくさんの人に愛されるのでしょうね。

ミュージアムショップも結構な盛況っぷりでした。
特に買うつもりはなかったので、ちらっと覗いて帰ろうと思ったのです。
ですが…見つけてしまったのです。
ミッフィーちゃんとのコラボグッズを!

ミッフィー好きとしては、これは見過ごせないです。
もう、いろいろ欲しくなって衝動が抑えられなくなりそうなところを、
どうにか抑えて、2つだけ購入しました。

まず、クリアファイル。
左が表で右が裏。
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そして、チケットホルダー。
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デザインは他にもいくつかあったのに、気づくと両方同じデザインの
ものを購入していたっていう…。
おばけミッフィーが好きなのです。
かわいい。

最後に熱くなってしまい、まさにギガアツイ展覧会でした。

※東京国立博物館の「国宝 鳥獣戯画のすべて」は本日で終了しました。
https://chojugiga2020.exhibit.jp/

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