イサム・ノグチ 発見の道 [美術]
東京都美術館で開催されている「イサム・ノグチ 発見の道」を
見に行ってきました。
イサム・ノグチは日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれ、
彫刻や舞台美術、プロダクトデザインなど様々な分野で活躍した
20世紀を代表する芸術家。
お恥ずかしながら、お名前は存じ上げていたものの、その人物像や
作品に対する知識があまりなく。
今回初めて展覧会に訪れたところ、盛況っぷりに驚きました。
特に若者が多くて、ビックリ!
普段の展覧会とは、明らかに雰囲気が違っておりました。
「第1章 彫刻の宇宙」「第2章 かろみの世界」「第3章 石の庭」の
3章からなる本展覧会。
そのうち、第1章と第2章は撮影OKという太っ腹!
さらに、会場内は自由動線となっているため、好きな作品から鑑賞
できるというのもよかったです。
この様な試みが、人気の要因の一つなのかもしれません。
さて、作品にも少々触れてみます。
会場に入ってすぐに現れたのは「黒い太陽」。
手前の黒い輪の作品なのですが、とてもインパクトがありました。
その後ろには、写真撮影で大人気の「あかり」インスタレーション。
和紙を通した柔らかな光そのものを彫刻とする「あかり」を150灯
使ったインスタレーション。
とても幻想的でありながら、どこか心が和む空間になっています。
イサム・ノグチは日本人とアメリカ人の間で、自身のアイデンティティの
葛藤に悩んだそうですが、日本の伝統や文化は彼に大きな影響を与え、
作品にも表れています。
私は彫刻に関する知識があまりないので、会場に来る前はどのように
鑑賞するのだろうと思っていたのですが、実際に作品を前にすると、
「これってなんだろう?」「これは鳥?」「これはもしかしてリス?」
などと、自分なりに想像してみて、後で作品名を確認して答え合わせを
してみるという楽しみ方を見つけました。
「不思議な鳥」
「リス」
こうして見ると、かわいらしい作品も多くて、彫刻に対するハードルが
下がったように思います。
自分の想像力を使って自由に!
こちらは「プレイスカルプチュア」。
色っぽいように感じたのですが、なんと遊具彫刻だそう。
ノグチは生涯を通じて遊園地の建設プランをもち、子供達が自由に駆け回り、
遊びを通じて「世界との出会い」が育まれることを切望していたそうです。
そんな遊園地があったらいいですよね。
イサム・ノグチの作品たちは、自分が思っていたような「彫刻」という
概念を遥かに飛び越えて、新たな世界を見せてくれました。
東京都美術館での「イサム・ノグチ 発見の道」は、本日が最終日です。
https://isamunoguchi.exhibit.jp/index.html
見に行ってきました。
イサム・ノグチは日本人の父とアメリカ人の母の間に生まれ、
彫刻や舞台美術、プロダクトデザインなど様々な分野で活躍した
20世紀を代表する芸術家。
お恥ずかしながら、お名前は存じ上げていたものの、その人物像や
作品に対する知識があまりなく。
今回初めて展覧会に訪れたところ、盛況っぷりに驚きました。
特に若者が多くて、ビックリ!
普段の展覧会とは、明らかに雰囲気が違っておりました。
「第1章 彫刻の宇宙」「第2章 かろみの世界」「第3章 石の庭」の
3章からなる本展覧会。
そのうち、第1章と第2章は撮影OKという太っ腹!
さらに、会場内は自由動線となっているため、好きな作品から鑑賞
できるというのもよかったです。
この様な試みが、人気の要因の一つなのかもしれません。
さて、作品にも少々触れてみます。
会場に入ってすぐに現れたのは「黒い太陽」。
手前の黒い輪の作品なのですが、とてもインパクトがありました。
その後ろには、写真撮影で大人気の「あかり」インスタレーション。
和紙を通した柔らかな光そのものを彫刻とする「あかり」を150灯
使ったインスタレーション。
とても幻想的でありながら、どこか心が和む空間になっています。
イサム・ノグチは日本人とアメリカ人の間で、自身のアイデンティティの
葛藤に悩んだそうですが、日本の伝統や文化は彼に大きな影響を与え、
作品にも表れています。
私は彫刻に関する知識があまりないので、会場に来る前はどのように
鑑賞するのだろうと思っていたのですが、実際に作品を前にすると、
「これってなんだろう?」「これは鳥?」「これはもしかしてリス?」
などと、自分なりに想像してみて、後で作品名を確認して答え合わせを
してみるという楽しみ方を見つけました。
「不思議な鳥」
「リス」
こうして見ると、かわいらしい作品も多くて、彫刻に対するハードルが
下がったように思います。
自分の想像力を使って自由に!
こちらは「プレイスカルプチュア」。
色っぽいように感じたのですが、なんと遊具彫刻だそう。
ノグチは生涯を通じて遊園地の建設プランをもち、子供達が自由に駆け回り、
遊びを通じて「世界との出会い」が育まれることを切望していたそうです。
そんな遊園地があったらいいですよね。
イサム・ノグチの作品たちは、自分が思っていたような「彫刻」という
概念を遥かに飛び越えて、新たな世界を見せてくれました。
東京都美術館での「イサム・ノグチ 発見の道」は、本日が最終日です。
https://isamunoguchi.exhibit.jp/index.html
タグ:東京都美術館
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