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巴水の雪景色 [美術]

雪が降りました。

思ったより積もらなかったので、こんな風景は見れませんでした。

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川瀬巴水の「芝増上寺」という作品。

関東大震災後の東京の風景を描いた「東京二十景」の一枚で、生家にほど近い芝増上寺を描いた、巴水最大のヒット作。
赤い門前と白い雪のコントラスト、そして傘をすぼめた女性がなんとも印象的な一枚です。

大正から昭和にかけて描かれた浮世絵の進化系を新版画といい、その分野で活躍したのが川瀬巴水。昭和の広重とも呼ばれたそうです。

新版画はそれまでの浮世絵に比べて、摺りの回数を大幅に上回る多色刷りが特徴的。それによって、より奥行きのある作品に仕上がるのです。

何気ない旅の風景と人々の暮らしを描くことを得意とした巴水。
あのスティーブ・ジョブズも巴水の作品に魅了されたとか。

こちらは「雪の金閣寺」。
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一目見ただけでは、金閣寺ということがわかりませんでした。
金閣寺というと、どうしても金色に輝いてる姿しか思い浮かばないものですから。ちなみに金閣寺の正式名称は「鹿苑寺」というのですね。

この作品には鏡湖池に張り出す少亭「漱清」も描かれています。
ベロ藍だけで摺られているのに、平坦にならず迫力のある描写になっているところが素晴らしい。

最後はこちら。
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巴水の絶筆となった「平泉金色堂」。
病との闘いの中で何度か書き直されたそうです。

金色堂へと向かう一人の僧侶。
階段を上がり、ここまで来たかと右手で笠を掲げようとする姿に、巴水がその生涯を重ねたともいわれています。

巴水が描いた最後の作品は、静けさを感じる雪景色でした。

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東博で国宝を愛でる [美術]

行きたいと思った時にはチケットが全然取れず。
諦めかけていた、そんな時。
会期延長の情報を聞き、ダメもとでチャレンジ。見事チケットが取れました!

「国宝 東京国立博物館のすべて」。

東京国立博物館は明治5年の発足以来、今年で創立150年。
本展覧会は約12万件という膨大な所蔵品の中から、国宝89件すべてを含む名品と明治から令和にいたる150年の歩みを物語る関連資料を通して、東京国立博物館の全貌が紹介されるというもの。
展示は2部構成からなり、計150件が展示されています。

かなり人気の展覧会で観覧希望者が多かったことから、会期が一週間延長されたようです。
東博は総合文化展だけでも見ごたえがあるので時々訪れますが、今回の特別展はやはり人が多いなと思いました。これだけの数の国宝を見られる機会なんて、そうないですものね。

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金剛力士立像と見返り美人図は撮影OK。
こちらは、金剛力士立像。
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なんか、ポーズがかわいい(笑)。

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滋賀県の寺院に安置されていましたが、昭和9年の室戸台風で大破。その後、近年の修理をへて、令和3年度新たに東博の所蔵品に加わったそうです。本展で初公開!

こちらは菱川師宣による見返り美人図。
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どの作品もそうですが、良い状態を保って保管するのは大変だろうなあ。
関係者の方々のご苦労の上に成り立っていることを噛みしめました。

東博の150年の歴史、そしていくつもの時代を越えて私たちのところにやってきてくれた貴重な品々を目にすることができて、大変贅沢な時間を過ごさせて頂きました。

館内から庭園を望む。
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今回は時間がなくて見ることができませんでしたが、表慶館で開催されている「150年後の国宝展」も面白そうです。
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博物館の外には自然が織りなす芸術作品が!
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国宝展は12月18日まで。詳細はコチラ。
https://tohaku150th.jp/

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浮世絵で涼を [美術]

「暑い」なんて、口にできないぐらい暑い一日でしたね。
部屋の中はクーラーをつけているけど、一歩外を出ると熱気が襲ってくるような。
命の危険を感じるほどでした。

そんな暑さを少しでも涼しくできるように。
浮世絵で涼を感じるというのはいかがでしょうか。

まずはこちら。
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小林清親「武蔵百景之内 品川見越ノ月」。

彼の作品の中でも大好きな画です。
蚊帳越しに見える月と海。
月明かりに照らされている水面がなんともいえず幻想的。
子供の頃に家族で泊りがけで海水浴に行った際、宿のすぐ前が海で、寝ながら窓の外を見ると月明かりが水面にゆらゆらと映っているのが、まるで夢のような光景だったのを思い出しました。

次はこちら。
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小林清親が影響を受けていたとされる歌川広重「名所江戸百景 両国花火」。

江戸時代から夏の風物詩であった花火。
ここ数年はコロナの影響で開催されないのが非常に残念です。
夏の風物詩をこのままなくして欲しくないので、来年こそは実施できますように。

こちらも広重様の作品。
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「名所江戸百景 王子不動之瀧」。

真ん中にズドンと一直線に流れ落ちる滝の描写が印象的。
かなり高い所から水が落ちていますが、東京の滝野川にこの様な滝があったとは。
眺めているだけでも涼しくなりそう。

そして、こちらも滝。
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葛飾北斎「諸国瀧廻り 美濃ノ国養老の滝」。

「諸国瀧廻り」シリーズのうちの一つ。
水しぶきといい、水が流れ落ちる描写といい迫力があります。

こちらはもっとすごい!
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同じく北斎様の「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」。

もはやよくわからない不思議さ。
滝の上部に水が落ちる穴が描かれていて、その向こうにはうねるような水流。
なんだかこの世のものとは思えないような神秘性を感じます。

そして、最後はこちら。
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北斎様の「百物語 さらやしき」。

ある意味涼しい作品。
しかし、怖いというよりは思わずクスっとしてしまう。
お化けでさえユーモアを感じさせる北斎様って、さすがです。

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自然と人とのダイアローグ [美術]

2020年秋からの休館を経て、今年4月にリニューアルオープンした国立西洋美術館。
リニューアルオープン記念として開催中の「自然と人とのダイアローグ」に行ってきました。

久しぶりの国立西洋美術館。
この日はとにかく暑かったので、どの辺がリニューアルされたのかも気づかないまま
入館してしまいました…。

国立西洋美術館といえば、ル・コルビュジエが設計したことでも有名。
今回のリニューアルはコルビュジエの設計をもとに、創建当時の姿に近づける工事を行ったそうです。
建物を愛でるだけでも訪れる価値あり!

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さて、展覧会の方はというと。
ドイツのフォルクヴァング美術館の協力を得て、自然と人の対話(ダイアローグ)から生まれた近代の芸術の展開をたどる展覧会だそうです。
印象派とポスト印象派を軸にドイツ・ロマン主義から20世紀絵画までの100点を超える作品により、ヨーロッパの自然表現が紹介されています。

その顔触れはゴッホをはじめ、マネ、モネ、セザンヌ、ゴーガン、シニャック、ノルデ、ホドラー、エルンストなど。
とはいえ、いわゆる有名な作品というより、あくまでも自然に対する描写のものが多いという印象でした。

ゴッホの「刈り入れ」は、麦畑で刈り入れをしている労働者が描かれているのですが、ゴッホらしい死生観が表現されていました。
病に侵されていたはずなのに、特徴的な色彩とうねるような麦の描き方にあふれる生命力を感じる。やっぱりすごいな。
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他にもフリードリヒの「夕日の前に立つ女性」は、背を向けて立っている女性の向こうに広がる夕日という構図が、見る者に希望を抱かせるように思えた。
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シニャックの「サン=トロペの港」は点描法で描かれる独特なタッチが柔らかく、まるでおとぎ話のよう。
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フィンランドのアクセリ・ガッレン=カッレラの「ケイテレ湖」は、絵のほとんどを湖面が占めるという大胆さで、かつ見る者の想像力をもかきたてる面白さ。
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そして、ポール・ランソンの「ジギタリス」は、ポストカードを持っているので実物に出会えて感激!手前に向かって伸びてきているようなジギタリスの描写が斬新。
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作品は一部を除いて写真撮影可なので、展覧会後も余韻を楽しめます。
また、風景がメインだと癒されるので、見やすいのもいいです。
涼しくて芸術作品にも触れることができる美術館で過ごす夏。おススメです。

こちらはオマケ。
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★「自然と人とのダイアローグ」の詳細はこちら。
https://nature2022.jp/

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奥田元宋と日展の巨匠 [美術]

鮮やかな赤に染まる渓流の景色に目を奪われて。
久しぶりに山種美術館へ足を運びました。

開催中の展覧会「生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠」

今回初めて、奥田元宋という日本画家のことを知りました。
本展の目玉は、元宋の代表作である「奥入瀬」の「秋」と「春」が
同時に公開され、並ぶのは10年ぶりだそう。

こちらのパンフレット上部の作品が「奥入瀬(秋)」。
作品を際立たせている赤色は、「元宋の赤」とよばれているそう。
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「奥入瀬(春)」は、緑が鮮やかな作品でした。
どちらも元宋が70歳を過ぎてから取り組んだというから、驚きです。

こちらは唯一写真撮影がOKの作品「山澗雨趣」。
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その場の湿度や空気、風などを感じる作品たちを目の当たりにして、
風景画というのは、細かく自然を観察しなければ描けないのだなと
感じました。

他にも、川合玉堂、福田平八郎、東山魁夷など、名だたる巨匠たちの
作品を堪能することできます。
特に福田平八郎の「牡丹」は、以前の展覧会でも目にしたことがあり、
牡丹の花びらの透き通るような質感や風に揺れるほわほわとした
繊細な表現にうっとり。
隣りにいらした見知らぬおじ様も「わあ、すごい…」と思わず心の
声を漏らしておりました(笑)。

そして、お楽しみがもう一つ。
館内の「Cafe 椿」では、展覧会にちなんだ和菓子が頂けるのです。
青山の老舗菓匠「菊家」さんにオーダーしたオリジナルだそうで、
秋のいろ、青もみじ、雪けしき、葉のしずく、月あかりの5種類。

どのお菓子も美しくて、迷いに迷いました(苦笑)。
結局選んだのは「青もみじ」という羊羹。
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元宋の「奥入瀬(春)」を思わせる、涼し気なお菓子。
目にも美しく、口に入れるとつるっと爽やかな味わい。
食べるのがもったいなくて、少しずつ味わいました。

中国茶「東方美人」とセットで。
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「生誕110周年 奥田元宋と日展の巨匠」は7月3日まで開催。
詳しくはこちらをどうぞ。
https://www.yamatane-museum.jp/exh/2022/okudagenso.html

タグ:山種美術館
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ポンペイ [美術]

東京国立博物館で開催されていた特別展「ポンペイ」。
会期は1月14日~4月3日で、開始早々見に行きました。
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紀元後79年、ヴェスヴィオ山の噴火により、厚い火山灰の下に
埋もれたローマ帝国の都市ポンペイ。
その名を耳にしたことはありましたが、どのような町だったのかを
知りたくて展覧会に足を運びました。
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驚くべきことに、火山灰で埋没した古代の住居地には、当時約1万人が
暮らした都市の生活空間や家財がそのまま封じ込められており、
まさにタイムカプセル。
本展では、今もなお発掘が続いているポンペイ遺跡から出土された
遺物の中から約150点が公開されていました。
写真撮影可の作品も多かったので、いくつかご紹介。

辻音楽師(モザイク画)。
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青の壺。実物はもっと青色が鮮やかでした。
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パン屋の店先。
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炭化したパン。
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前の写真にあるパン屋の店先で売られていたパンと同じ形。
パンが炭化すると、こうなるのですね!
現在までその姿が残っているというのが凄いです。
「炭化したパンのクッション」というグッズが販売されていましたが、
人気のようですよ(笑)。

猛犬注意。
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家の玄関に敷かれた床モザイクで、訪問者に番犬がいることを
注意喚起しているそう。
現代の家にもこのような画があったら素敵ですね。

ナイル川風景。
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イセエビとタコの戦い。タイトルに思わずクスっと笑ってしまう。
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出土品の保存状態がよいため、2000年前のものとは思えないほど
どれも鮮やかで美しいです。

この展覧会を訪れる少し前に、トンガの火山島で大規模な噴火があり、
日本でも津波警報が出るなど、緊迫した事態になりました。
遠い昔のことではなく、今もなお地球上のどこかで起こっている
出来事だということを痛感したのでした。

ポンペイにおいても、火山の噴火により一瞬にして奪われてしまった
命があったことを思うと、とても残念でやりきれない気持ちです。
けれど、展覧会のキャッチフレーズになっている「そこにいた」という
言葉通り、そこには確かに町があって人々が暮らしていたのですよね。

様々な出土品を見ながら、そこにあった町やそこにいた人々の暮らしに
思いを馳せることができて、感慨深いものがありました。

東京会場は閉幕しましたが、次回は京都市京セラ美術館にて4月21日から
開催されるそうです。
https://pompeii2022.jp/

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富士山の日 [美術]

本日2月23日は富士山の日なんですってね。
初めて知りました。

しかも、本来でしたら「富士山の日」フェスタ2022というイベントが開催される
予定で、会場はあの富士五湖文化センターだったとか。
あいにく新型コロナウイルス感染予防のため、中止になってしまったそうです。

参加予定ではなかったのに、なんだか残念な気持ち。
会場が先日の記事でも触れた富士五湖文化センターだったからなのかも。

話を富士山の日に戻します。
私にとって富士山は、例えば電車の中からちらっと見えるだけでもテンションが
上がる存在。
以前勤めていた職場からは、富士山が実によく見えたので、休憩がてらその姿を
眺めては勇気を頂いていました。

古来より富士に対する信仰は盛んで、富士講が庶民の間に深く浸透していたと
いうのは聞いたことがありますが、そこまでの信仰心をもっていない私でも
富士山の姿には畏敬の念を抱きます。

そんな富士山の姿を描いた一枚。
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言わずと知れた北斎様の代表作「富嶽三十六景 凱風快晴」。
「赤富士」とも言われ、色使いが絶妙です。
この作品て、早朝の富士を描いているんですよね。
富士山の偉大さと清々しい空気を感じます。

やっぱり富士山はいいなあ。

タグ:葛飾北斎
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ゴッホ展 [美術]

東京都美術館で開催中のゴッホ展を鑑賞してきました。
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本展は、ゴッホの世界最大の個人収集家であるヘレーネ・クレラー=ミュラーが
初代館長を務めたクレラー=ミュラー美術館のコレクションから、選りすぐりの
油彩画28点と素描・版画20点が展示されています。

代表的な作品では、アルル時代の「種まく人」、糸杉を描いたサン=レミ時代の
「夜のプロヴァンスの田舎道」など。
さらに、ファン・ゴッホ美術館から「黄色い家(通り)」を含む4点も展示されて
いるということで、注目の展覧会となっています。

ゴッホといえば日本でも大変人気のある画家なので、毎回大盛況。
本展も例にもれず大人気でしたが、日時予約制で感染対策もされているので、
そこは安心です。

私が初めてゴッホの作品に出会ったのは、まだ学生の頃。
当時は色の印象が強烈すぎて、あまり好きではありませんでした。
けれども、時が経って再び彼の作品に触れてみると、ただ強烈なだけではなく、
繊細さや優しさが感じられるようになり、今では大好きな画家の一人です。

おそらく作品を見ただけでその様に感じたのではなく、彼自身のことについて
知るにつれて、というのも影響していると思います。
彼が弟に送った書簡などにより、その人となりや生い立ちを知り、次第に作品に
対しても惹かれるようになりました。

さて、ゴッホといえば、向日葵や糸杉、夜のカフェテラスなど、有名な作品が
たくさんありますが、農作業や手仕事をする人々を描いた作品も多く、彼の
労働者に対する眼差し、ひいては自然に対する畏敬の念をも感じられます。

また、今回展示されていた「レモンの籠と瓶」という作品では、黄色の背景に
黄色いテーブルクロス、その上に置いてる黄色い籠に入ったレモン。
というように、黄色を様々に変化させている探求心にも心を打たれました。

その他にも、療養院の窓から見た風景を描いた「サン=レミの療養院の庭」も
衰弱している彼自身とは対照的に、庭の草花を力強いタッチで描いている様に
うるっときてしまいました。
やはりゴッホの作品には心動かされますね。

ゴッホ以外にもルドンやスーラ、モンドリアンなど、ヘレーネの愛した芸術家
たちの作品が展示されています。

「ゴッホ展 響きあう魂 ヘレーネとフィンセント」は12月12日(日)まで。

詳細はこちらをご参照ください。
https://www.gogh-2021.jp/

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日常を変える魔法ー見立ての世界 [美術]

今朝のNHK「あさイチ」のプレミアムトークにミニチュア写真家の田中達也さんが
出演されてました。

田中さんといえば、朝ドラ「ひよっこ」のオープニング映像でミニチュアの
世界を創り出した方としても知られており、私は以前「見立ての世界」という
展覧会に足を運んだことがあります。

華丸さんも感動が止まらない様子でしたが、食品、文具、衣類など、私たちの
身の回りにあるものを見立てたジオラマの世界に、私も心をときめかせました。
見慣れている日常の風景が、田中さんの手にかかるとまるで別世界のものに
変わってしまい、まさに目からウロコ!

そんな「見立ての世界」に久しぶりに浸ってみようと思います。
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どれも、よく思いつくなあと思うものばかり。
ありふれた日常でも、見方を変えると面白くなるんですね。

見立てるとは 、日常を別世界に変える魔法。

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科博で建物に酔いしれる [美術]

先日訪れた国立科学博物館があまりにも楽しかったので、再訪しました。
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今回は前回行けなかった日本館へ。
ここは展示もさることながら、建物の美しさを是非堪能したいところ。

昭和6年9月に竣工された日本館は、ネオルネサンス様式を基調とした建物で、
国の重要文化財にも指定されています。
当時の科学技術の象徴であった飛行機型のデザインになっているとか。
だから、館内マップに北翼や南翼と表示されていたのですね。

この天井の素晴らしさよ!
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いちいち素敵。
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ステンドグラスにも動物や植物が描かれているのですね。
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こちらは展示の一部。アンモナイトがずらっと。
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フタバスズキリュウ!
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フタバスズキリュウの名前は、子供の頃に「ドラえもん」で知りました。
ピー助との感動の物語。

建物だけではなく、もちろん展示も興味深いものばかりの日本館。
日本列島の自然や生い立ち、そこに暮らす生き物の進化、日本人の形成過程、
自然との関わりの歴史などを学ぶことができます。

国立科学博物館のサイトはこちら。
https://www.kahaku.go.jp/

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