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 [フジファブリック]

志村君の記事の続きを書こうと思っていたのだけど。
やっぱりどうしても、今書き留めておきたいことがあります。

それは、先日行われたフジファブリックのライブ「HALL NEW WORLD」での事。
アンコールで一人舞台に現れた総君が、3月16日に発売の「歌者 -utamono-」に
ついて語ってくれました。

山内総一郎名義でアルバムを出すことは、フジファブリックの音楽で表現しきれない
音楽があるわけでも、コロナ禍でたくさん曲を作ったからでも、メンバーとの仲が
悪いわけでもなく、一人だから言えた言葉があって、自分の人生をかけて愛している
フジファブリックのことを歌いたいと思ったからだと。

そういう思いで作ったアルバムの中から披露してくれたのが、「白」という曲。
志村君への想いを歌った曲です。

途中で感極まって歌えなくなってしまった総君。
今まで志村君の話をしたり、志村君が作った曲を歌っている時もそのような光景を
目にしたことがなく、正直すごいなと思っていました。
けれど、実際はこみ上げてくる悲しさややりきれなさを必死に抑えていたのだと
いうことを初めて知ったのです。

涙を流している彼の姿を見て、なんて人間味のある人なんだろうと。
そして、なんて清らかな人なのだろうと思いました。

今まで口にできなかった思いを、やっと音楽で伝えられたんだね。
やっぱり真の音楽家だ、総君は。

タイトルの「白」に込められた思いは、志村君たちとレコーディングで訪れた
ストックホルムの景色や、志村君につけてほしいタイトルの空白の白だったり、
好きだって歌いたい独白の白、そして志村君に向けた汚れのない想いの白。

ぴったりのタイトルですね。
曲を聴いてみて、究極のラブソングだなと思いました。
ほんと、これは総君にしか歌えないね。

こんな風にメンバーのことを想うことができる総君が大好きです。
そして、ダイちゃんや加藤さんもきっと同じ様に志村君とフジファブリック
のことを愛しているだろうから、そういうフジファブリックが大好きです。

MVの映像もとても素敵。
そう、本当に素敵なんですが、ライブの時の歌えなくなった総君もとても素敵。
だって、それこそが志村君への想いがあふれている真の姿なのですもの。
この日のライブは永久保存版だと思うので、パッケージにしてほしい。



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志村君に会いに③ [フジファブリック]

フジファブリックの「浮雲」という曲の一節。

登ろう いつもの丘に 満ちる欠ける月
僕は浮雲の様 揺れる草の香り

その丘に登ってみました。

<忠霊塔>
398段の階段を上った先にあるのが忠霊塔。
富士吉田市出身の戦没者を慰霊するために建てられた五重塔です。
思ったより大きくて、赤色が印象的。

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以前の記事でも触れたのですが、この忠霊塔がある新倉富士浅間神社は桜の季節
には日本一の絶景スポットとして大人気の場所。
その絶景が味わえる展望デッキですが、私が訪れた時はあいにく工事中でした。
神社のHPによると、工事は無事に終了し現在は開場されているようです。
桜の季節は、このような景色を見ることができるそうですよ。
shimura_14.jpg

是非とも見てみたい!
その頃にはコロナが落ち着いてますように。

展望デッキには行くことができませんでしたが、富士山を望む景色をたっぷり
堪能いたしました。
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富士急ハイランドを見つけた。
「FUJI FUJI FUJI Q」が開催された場所。
子供の頃、一度だけ行ったことがあるのです。
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「浮雲」の中で「独りで行くと決めたのだろう」と歌っている志村君。
この丘から富士山を眺めながら、ミュージシャンになるという決意を胸に
東京へと向かったのかな。
確かに、ここにいると気持ちが強くなれる気がしました。

富士山はやっぱり大きかったです。
shimura_15.jpg

忠霊塔を後にし、麓にある神社を参拝。
おみくじをひくと結果は「吉」でした。
希望が湧くような内容だったので、そっとお財布に忍ばせる。

さて、次はあの場所を目指します。

つづく。

★よろしければ、以前の記事「志村君のサクラ」もどうぞ↓
https://tsukimisou-rock.blog.ss-blog.jp/2021-05-29

★新倉富士浅間神社についてはこちらをどうぞ↓
https://www.arakurafujisengen.com/

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志村君に会いに② [フジファブリック]

志村正彦という音楽家を知ったのは、彼がこの世を去ってから随分後のことでした。

もう届くことはないのだなと思いつつも、彼の音楽に触れる時だけは、ほんの少し
近づけたような気になって嬉しくなったり。
けれど、ふと現実に戻って悲しくなったり。
震えるほどの感動と切なさを抱きながら、今日も彼の音楽を聴き続けています。

そんな志村君に会いに行きたいと、2021年の暮れに富士吉田市を訪れました。

事前にお墓の場所を調べておいて、あとは自力で探すことに。
目印は「たくさんのコーラ」。

命日に近かったし、駅で志村君のパネルの写真を撮っている人を見かけた
こともあり、ファンの方が誰かしら来ているだろうと思っていたのですが、
あいにく誰もいない…。
しかも、思ったよりも敷地が広くて、お墓を一つずつ見て回るのはかなり時間が
かかりそうだなと途方に暮れました。

けれど、今回の目的は志村君に会ってご挨拶することなので、なんとしてでも
探さなくては。
そう意気込んで歩みを進めた矢先。
ふいにコーラが視界に飛び込んできたのです!
本当に突然パーッと視界が開けたので、なんとも不思議。
広い敷地の中でこんなに早く見つけることができるなんて、奇跡だと思いました。

志村君のお墓には、たくさんのコーラとお花が供えてありました。
今もなお、多くの方に愛されてるのだな。

これだけコーラがあったら、「おなかはコーラでいっぱい」になっちゃうねと
思いつつ、私も持参したコーラを供えて墓前に手をあわせました。
戒名が志村君らしい。

ずっと会いたいと思っていた志村君に会えた。
フジファブリックの音楽に己の人生を捧げた志村正彦という人。
そんな彼の魂に心を突き動かされて、ここまで来てしまった自分。
来させてくれて、ありがとう!

挨拶をすませ、歩き出した私の視線の先にあったのは五重塔。
志村君がよく訪れていた場所。
次は丘の上の忠霊塔を目指すことにしました。

しかし、それは試練の始まりなのでした(大げさ)。
というのも、鳥居をくぐって階段を上っていくと…。
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なんと、また階段!
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思ったよりも段数が多くて、その上マスクもしていたので息苦しい。
真冬なのに汗びっしょりだし、足も重い…。
あーしんどい。
けれど、後ろを振り返った時に目にした光景が信じられないぐらい美しくて。
再び力が湧いてきたのでした。
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つづく。

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志村君に会いに① [フジファブリック]

昨年末、ふと「志村君に会いに行こう」と思い立ち、彼の故郷である
富士吉田市を訪れました。

前日に下吉田への行き方を調べて切符を手配したり、志村君の故郷の
ことを調べたりしたので、かなり弾丸でした(苦笑)。
いつか行ってみたいとは思っていたけれど、まさかこんなに早く実現
するとは、我ながら驚きです。

下吉田までは、新宿から富士回遊という特急で乗り換えなしで
行けちゃうんですね。
本数は限られてますが、2時間もかからないので十分日帰りが可能。

大月駅を過ぎると、どんどん富士山に近づいていきます。
ということは、志村君にも近づいているということ。
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そして、ついに目的地である下吉田駅に到着です。

<下吉田駅>
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ホームに降りて、いきなり目に飛び込んできたのは…。

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志村君のパネル!
下吉田駅では、同級生である富士急行社員が声を上げ、志村君のご家族や
関係各所が協力し、彼の遺した音楽や歌声を多くの人に知ってもらうための
取り組みを行っています。

まず、昨年12月22日から列車接近音がフジファブリックの楽曲に変更され、
河口湖方面行きが「若者のすべて」、大月方面行きが「茜色の夕日」で、
志村君の歌声がそのまま流れるという、ファンにとっては嬉しい取り組み。

先程のパネルには志村君のプロフィールや、今回導入された楽曲の紹介が
記載されています。

さらに、1月10日までの期間限定で、今回導入された2曲のもつ叙情的な
雰囲気を表現したオリジナルデザインのヘッドマークを付けた車両が運行
されていました。
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とにかく、あちらこちらに志村君を感じることができるのです。
もう、いきなり興奮してしまいました。

こちらは下吉田駅の駅舎。レトロで素敵。
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時刻はお昼前。
以前から一度食べてみたかった吉田うどんのお店を目指しました。

<みうらうどん>
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前日ネットで調べたお店で、志村君も通ったらしいです。
ディープな雰囲気のお店で、入るのに少し躊躇(汗)。
勇気を出して入ると、中には既に何組かお客さんがいて、さすが人気店。
お店の方に言われるがまま席につくと、お一人様の女子が入ってきて、
私の横に座りました。
少しホッとする(苦笑)。

しかし、メニューが見当たらない。
お店の方が「注文どうぞ。」とおっしゃるのですが、メニューがないので焦る。
さらに、無言のまま待たれているのでプレッシャー。
どうしよう…。
そして、とっさに自分の口から出た言葉が。

「わかめうどん」

「はい。」と言って、お店の方はあっさり去っていきました。
前日お店を調べた時に、わかめうどんと肉うどんだけは覚えてたんです。
ああ、よかった~!
隣の女子は、落ち着いた様子で「肉うどん」を注文しておりました。
やはり、肉うどんが定番なのですね。

とにかく勝手がわからないのでキョロキョロして周りの様子を観察。
お水はセルフのよう。
初めての吉田うどんで、いきなりこのお店はハードルが高かったでしょうか。

そして、こちらが念願の吉田うどん!
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日本一硬いうどんと聞いていたのですが、思ったほど硬くないかも。
具はわかめ、油揚げ、ネギとシンプル。
出汁はどこかで食べたことがある味。
少し豚汁っぽいかな?

食べている時はそれほど感じなかったのですが、後になってまた食べたいと
思わせる味。
さすが志村君が自慢していただけありますね。
次回は肉うどんに挑戦します。

お腹を満たした後は、いよいよ志村君にご挨拶!

つづく。

★下吉田駅の志村君に関する詳細は、以下をご参照ください。
https://www.fujikyu-railway.jp/fujifabric/

★「元祖 みうらうどん」については、こちらをどうぞ。
https://ganso-miuraudon.com/

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「君を見つけてしまったから」のMVが公開! [フジファブリック]

11/24発売のフジファブリックの新曲「君を見つけてしまったから」のMVが公開!

この曲はドラマ「つまり好きって言いたいんだけど」のオープニングテーマ曲で、
ドラマにも出演されている櫻井海音さんが、ドラマーとしてMVに出演されています。

いやしかし。
MVを見てみると、いろんなものが散乱している女子の部屋で演奏するメンバーの
姿が、なんともシュールすぎる!
その上、総君やダイちゃんにめがけて下着が…!

さらに、女子がスリッパを振りかざして何かと格闘しているシーン。
これはもしや、虫を退治しているのでしょうか。
え?「君を見つけてしまったから」というのは…まさかそういうこと?

映像にばかり気がいって、曲が全然入ってこないです(苦笑)。
こういう奇抜なMVって、志村君時代の作品を彷彿とさせるな~。
曲の内容とのギャップが、何とも面白い。

曲自体もフジファブリックらしいアレンジで、嬉しくなってしまいます。
24日の発売が楽しみ。



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金木犀の香りに胸が騒ぐ [フジファブリック]

ふわっとどこからともなく感じる甘い香り。
去年は時期を逃してしまったけれど、今年は金木犀の香りを感じました。
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金木犀というと、思い浮かぶのはフジファブリックの「赤黄色の金木犀」。
特に歌詞のこの部分にグッときてしまいます。

赤黄色の金木犀の香りがしてたまらなくなって
何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道

赤黄色や茜色など、志村君の言葉のチョイスには情緒を感じます。
そして、金木犀の香りに一体どのような思い出があるのだろう。
そんなことを考えずにはいられない歌詞。

香りって、やはり記憶を呼び起こす作用があるんですね。

この曲を知ってから、金木犀の香りをかぐと切ない気持ちになってしまう。
来年の秋も、そんなことを思うんだろうな。



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「若者のすべて」が音楽の教科書に採用! [フジファブリック]

先週ぐらいから、ラジオでよく耳にするんですよね。
そういえば、何かのテレビ番組でも「夏の終わりに聴きたい曲」という
アンケートで第3位に選ばれていました。

フジファブリックの「若者のすべて」。

夏の終わりに抱くもの悲しい気持ちと、それでも前を向いて歩いていこう
とする希望も感じたりして、確かにこの時期に聴きたくなります。

そんな「若者のすべて」が「令和4年度 高等学校用教科書 音楽Ⅰ MOUSA1」に
採用されるそうです!

音楽の教科書って、バッハとかモーツァルトが載ってるんですよね?
そこにフジファブリックの曲が載るなんて、すごい快挙です。

教科書ということは、この曲が教育という面で相応しいと思ったから採用
されるのだろうと思うのですが、一体どのように学習をするのか気になり、
「MOUSA1」のサイトの解説資料を読んでみました。

まず、「MOUSA」は「卒業後も手元に残しておきたい教科書」であることを
コンセプトにしていて、令和4年度から使用される新しい「MOUSA1」では、
音楽の魅力をさらに多面的に学べるようにしたのだそう。

授業スタイルに合わせて、さまざまなジャンルから教材性の高い曲を厳選
しているとも記されています。
教材性の高いって言葉に、ますます興味津々。

「若者のすべて」はポピュラーソングというジャンルの中にあり、他には
「翼をください」「見上げてごらん夜の星を」などの長く親しまれている
名曲から、米津玄師さんの「Lemon」まで多彩な曲が掲載されています。

で?で?どういうねらいがあるのよ?
と読み進めていくと、ありましたよ!
年間指導計画例に「題材のねらい」という項目が。

J-POPや歌謡曲を取り上げ、曲想と音楽の構造や歌詞との関わりを理解し、
イメージをもって歌うとともに、自分や社会と音楽との関りを考える
と書かれている。
さらに、「学習目標」には、このように書かれています。

曲想と音楽の構造や歌詞、文化的背景との関わりを理解し、曲にふさわしい
歌唱表現の技能を身に付けながら、イメージをもって表現を工夫して歌う
とともに、自分や社会にとっての音楽の意味や価値を考える

曲想と音楽の構造に文化的背景ですと。
うーん、深いです。
一つの曲をこんな風に深く掘り下げて聴いたり、歌ったりしたことがない
ので、曲に対する捉え方が変わりそうな気がしました。
実際に授業で学んだ学生達がどのように感じたのか、聞いてみたいものです。

それにしても、高校生が羨ましすぎる。
私もこの教科書で勉強したかったです(苦笑)。

「MOUSA1」については、コチラをどうぞ。
https://www.kyogei.co.jp/textbook/hs/mousa1-r4
「若者のすべて」という曲の素晴らしさを再認識しました。
志村君、やったね!



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バウムクーヘン [フジファブリック]

J-WAVEのSTEP ONEを聴いていたら、ポップなキーボードの音色で始まる
聞き覚えのあるイントロが流れてきました。

フジファブリックの「バウムクーヘン」!

思わず仕事の手を止めて、聴き入ってしまいました。
今日はバウムクーヘンの日ではないのですが、番組にユーハイムの方が
出演されていたので、その流れでの選曲ということらしいです。
ちなみに、バウムクーヘンの日は3月4日。

それにしても、この「バウムクーヘン」という曲。
初めて耳にした時、歌詞の中にバウムクーヘンという言葉が全く出てこない
ので、一体何を意味しているのだろうと思いました。

その後、志村君がこの様に語っていたのを見て納得。

一枚の生地ではあの食べ物はできなくて、年輪のように何層も重なることに
よってできるわけで、僕という人間もフジファブリックもいろんな人やものや
ことから徐々にいろいろなものをもらうことによって形になるんですよね。
そういうことを歌ってます。

深いなあ。
臆病で不器用で繊細。
だけど、そんな自分も受け入れて形になっていく。
改めて、いい曲だなあと思ったのでした。



「バウムクーヘン」はアルバム「CHRONICLE」に収録。


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君がいるから僕は歌う [フジファブリック]

先日、やっと見ることができた。
2014年11月28日に武道館で行われた、デビュー10周年ライブの映像。

物理的には入手していたものの、気分的に見ることができなくて。
というのも、志村君時代の映像と今のフジファブリックのライブは
見ることができるのだけど、その間の時期の映像については想像する
だけで悲しい気持ちになってしまうので。

当時からのファンであれば、それも致し方ないように思うけれど、
そうではないのにも関わらず、そんな気分に陥るとは、なんとも
おかしな話ではあるのですが。

思うに、志村君時代の映像を見ているうちに、その当時から自分が
フジファブリックのファンであるかのような気持ちになってしまい、
そのような感覚に陥ってしまったのかもしれない。
疑似体験とでもいうのだろうか?

けれども、現在のフジファブリックを見ているうちに、メンバーが
どの様な思いで活動を続けてきたのかを知りたいという思いを抱く
ようになり、少しずつ見ていくことを決意。

まず、オープニングで流れた志村君時代のライブ映像。
BGMの優しい歌声は総君だろうか。
ライブの頭から、志村君も一緒だということを示してくれる彼らの
優しさにいきなり胸が熱くなった。
デビューしてからずっと志村君と一緒に続いているのだ。

1曲目の「桜の季節」で、感極まっている様子の総君。
加藤さんは相変わらずの仏の様な優しい表情。
ダイちゃんは演奏に集中しようとしている様に見えた。
2014年というと、志村君のことがあってからまだ5年か。
私などには想像もできないような時間だったんだろうな。

1曲目が終わった後の会場からの割れんばかりの拍手に、嬉しそうな
表情を見せるメンバー。
ライブが進むにつれて、メンバーの緊張がほぐれていった。

10周年ということで、志村君時代の曲もセットリストに並ぶ。
メンバーと共にファンも、この10年のことが思い返されるのだろう。
「地平線を越えて」では、間奏で志村君と総君が向かい合ってギターを
弾くシーンを思い出した。
あのシーンが好きで、野音のライブ映像を何度も見ている。

「赤黄色の金木犀」を演奏した後のMCで。
総君が手に持っているギターは、志村君の白のストラトで、
「特別な場所で一緒にいたかった」と。
志村君と共に10周年を祝っているのが伝わり、ここでも胸がジーン。

さらに、ステージ上の志村君のアンプと帽子を紹介。
アンプは、例の総君が上に乗って壊したやつね(苦笑)。
志村君に「てめー!」と怒られたエピソードで、会場の笑いを誘う。
こういうエピソードを聞くと思うのが、志村君てツッコミどころ多くて
憎めないキャラだなと(笑)。

10周年ということもあり、志村君について結構話してくれた。
普段からメンバーの間では話していて、彼は今でもメンバーだし、
ずっとみんなに面と向かって言いたかったと。

そして、「フジファブリックをなぜ続けているのか、答えが出た」と総君。

「すごくフジファブリックが好きで、志村君のことも大好きだから、
そのバンドをなくしたくなかった。」
「だからこそ、武道館のステージ立てたことが嬉しい。」

この言葉で、武道館のライブ映像を見てよかったと心から思った。
「志村君とは今も続いている」と、先日も総君が言っていたけれど、
この頃から、いやもっと前からずっとそうなんだな。

「茜色の夕日」では、ステージ上にマイクスタンドとその上に志村君の帽子。
そして、流れてきたのは志村君の歌声。
本当に志村君がステージにいる様な気がした。きっといたんだ。

アンコールの1曲目で総君がソロで披露してくれた曲「sing」。
もともと志村君のボーカルに惚れて、フジファブリックやろうと決心し、
今はボーカルをやっているが、なぜ歌っているのかという思いを
この曲に込めたそう。

星がいない夜に歌う ああそれしかできないじゃないか
君がいるから僕は歌う

志村君も含めて、みんながいるから歌うんだっていうことなんだよね。
伝わったよ、総君。

そして最後の「STAR」が、未来へと続く希望にあふれるメッセージの
ようだった。
何度も「ありがとう」の言葉を口にする総君。
心からあふれる思いが胸に染みる。
この10年のいろいろな思いを抱えて、武道館のステージに立てたことは
言葉に表せないほどだろう。
「ありがとう」という言葉で、十分伝わってくる。

サポートギターの名越さんとドラムのBOBOさんも、メンバーを終始
優しく見守ってくださっていて、とても素敵だった。

エンディングのメンバー紹介では、最後に総君が慌てて志村君の
帽子を手に取り、「志村正彦ー!」とコール。
志村君の帽子を高く掲げて、志村君と共にみんなで一緒に挨拶。

フジファブリックの過去、現在、未来を見せてもらった最高のライブだった。
総君の「まだまだ続けるからよろしくね!」の言葉通り、今現在も
バンドが続いていることが、ただただ嬉しい。
続けてくれて、ありがとう!

見てよかった、本当に。



タグ:志村正彦
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志村君、お誕生日おめでとう! [フジファブリック]

昨日までの雨が嘘みたいに晴れた本日、7月10日。
フジファブリック志村君のお誕生日です。

日付が変わってすぐにUPされた総君のツイート。
TEENAGERのギターの演奏と共に志村君へのお祝いメッセージだなんて!
やるな~、総君!



そして、本日18時の富士吉田市防災無線が山梨日日新聞の電子版「さんにちeye」で
ライブ配信されるということで、視聴しました。
現地で聴くことができないので、大変ありがたいです。

カメラの向こうにまず見えたのは、富士山!
頭に少し雲がかかってるけど、すごくキレイに見えました。
なんだか志村君が「ここから見る富士山は最高でしょ?」とドヤ顔してる
ような気がしました(笑)。
ファンらしき人達の姿も見えて、皆さんチャイムを待っている様子。

そして、夕方6時。
フジファブリック「若者のすべて」のサビの部分のメロディーが流れた。

優しい音色が富士山の麓に響いている。
この時間のこの場所は、間違いなく平和で清らかな空気に包まれていました。
終わった後に皆さんが拍手していたのが、とても温かい。

素敵な時間を共有させて頂いた「さんにちeye」さんに感謝です!

志村君は本当にたくさんの人に愛されてるんだな。
そして、志村君が遺してくれたものは全く色褪せない。
それどころか、どんどん鮮やかに蘇っているような気がします。

志村君という人が素晴らしいというのはもちろんですが、メンバーやご家族、
スタッフ、地元の方々がいつまでも彼のことを想い、こうして伝え続けて
くれるおかげで、私たちの心の中にもずっと生き続けてくれるのだと
改めて思いました。

志村君、お誕生日おめでとう!
そして、ありがとう!
フジファブリックに出会えたことが、とても嬉しいです。

TEENAGER TEENAGER 何年先だって いつでも追いかけてたいのです
経験です 経験です どんな時も ほろ苦い僕でいたいのです



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