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憧れの自販機 [テレビ・映画・演劇など]

先日放送されたNHK「ドキュメント72時間」で、私の憧れの自販機が登場していました。しかも、舞台は島根県西部の国道9号線沿いにある小さな休憩所。

国道9号線といえば、先日島根に行った際に何度も通った道!
もう少し先に行けば、あの自販機に会うことができたなんて。
なんとも悔やまれます…。

その自販機とは…。
絵を描いてみました。下手ですがニュアンスは伝わるかと。
udonsoba_2.jpg

時々テレビ番組にも登場する、昔ながらのうどんの自販機です。
以前、「ドキュメント72時間」で秋田港近くの自販機が舞台になった時に初めて存在を知って以来、とても気になっています。
この自販機、全国に点在しているそうですが、その数はだんだん減ってきているようで、もはや希少価値なのかもしれません。

うどん自販機といっても、蕎麦やラーメンもあって、味も場所によって違うようです。というのも、麺や具は事前に調理されたものが自販機にセットされていて、お金を入れると自販機の中でお湯が注がれ、回転しながら湯切り、最後にスープが注がれて出てくるという仕組み。

今回の「山陰・国道9号線 うどん自販機ありけり」で登場したのは、島根県益田市にある休憩所に設置されている自販機。1台でも珍しいのに、そこにはなんと3台も!
島根県はうどん自販機が多いと言われているそうです。

訪れる人達は、仕事中のドライバー、家族連れやカップル、お一人様など色々。
人の数だけ、自販機への思いや思い出があります。

ここがお気に入りで、福岡から家族と一緒に訪れていた少年。
番組スタッフに、自販機のどんなところが好きかと聞かれた時の一言。

古いのに美味しいものが出ちゃうってすごいじゃないですか。

名言ですね!
まだお若いのに、わかってらっしゃる。
こういう少年がいれば、自販機の未来が明るくなるかもしれません。

昔、実家が水害で流されたという男性は「実家はもうないけれど、ここは変わらない。子供の頃からある。」と。
また、次々と新しいものに置き換わる時代、「ここに来るとホッとする。」と話す女性も。

ただ自販機があるだけなのに、次々に人が吸い寄せられていく。
ここは人々にとってのオアシスなのです。

そんなオアシスを経営している田中さん。
もともとは機械のメンテナンスをしていたのが、30年ほど前に以前のオーナーから引き継いだのだとか。
お客さんが田中さんのことを「神様」と言ってました。
確かに機械のメンテナンスができるなんて、心強い神様です。

田中さん曰く、この場所ができてから50年ほどの間にコンビニや大きなスーパーができて、商売の環境が変わってきたそうです。近くに高速道路が建設中で、うどん自販機が減ってきたとおっしゃってました。
確かに高速道路ができれば、そちらを使う人が多くなり、だんだん一般道を通る人が減ってしまうかもしれません。
けれど、ここはわざわざ立ち寄りたい場所でもあるはずです。

みなさんが美味しそうにうどんをすすっている姿を見たら、ますます行ってみたくなりました。
次回島根を訪れる際には、必ず行きます!

うどん自販機よ、フォーエバー!

ドキュメント72時間の公式サイトはこちら。
https://www.nhk.jp/p/72hours/ts/W3W8WRN8M3/

タグ:島根
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