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中国地方の旅④<ベタ踏み坂~松江城~亀田山喫茶室> [お出かけ]

島根半島から松江に行く際、せっかくだからあの場所に行ってみたいと思い、少し遠回りしました。
その場所とは…こちら!
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CMなどでも話題になった通称「ベタ踏み坂」こと江島大橋。島根県松江市八束町の江島と鳥取県境港市とを結ぶ中海にかかる、日本一のPCラーメン構造の橋です。

って、PCラーメン構造とは何ぞや?
調べました。「PC」とはプレストレストコンクリートの略で、あらかじめ応力を与えられたコンクリートのこと。「ラーメン」とはドイツ語で「額縁」を意味し、「ラーメン構造」とは橋脚と橋桁が一体になって力に耐える構造を意味するそうです。

島根から鳥取に向かう方が急こう配らしいです。私は逆から来たので上りではなく下りました。写真で見ると、まるでそそり立つ壁のように見えますね。これは写真撮影の角度によるもので、実際に通るとそこまで急という感じではなかったです。
写真撮影する場合、少し離れた大根島の北西岸から望遠レンズを使用するのがオススメなようです。私は運転していたため撮影できませんでした。

予定では、「ベタ踏み坂」を下った後は江島から大根島を経由して松江に行くつもりでしたが、何故かナビが大根島ではなく江島の北側にある道を指示したので、その通りに進んでしまい大根島に上陸できませんでした。
けれど、その道がとてもよかったのです!「美保関八束松江線」という中海を走る一般道で、両側に湖が見えるのでまるで湖の中を走っているかのよう。運転していたので、ここも写真撮れなかったのですけどね…。

ちなみに中海とは、島根県と鳥取県の境界にある汽水湖でお隣の宍道湖とは大橋川によって結ばれています。大根島も中海にあります。

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中海を後にすると、そこはもう松江。
松江といえば、やはり松江城。1611年に堀尾吉晴によって築かれました。
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城内に入るとすぐに現れる石垣の壁「馬溜り」。
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戦時には、侵入した敵を大手門や高石垣上の塀の狭間から鉄砲や矢で集中的に狙い撃ちする場所。2020年にここでスカパラのライブがあり、浩次先生もゲスト出演されました。私は配信で視聴しましたが、あの時の感動が蘇りましたよ。
よろしければ、その時の記事をご覧ください。
https://tsukimisou-rock.blog.ss-blog.jp/2020-11-17

松江城は全国に12城しか残っていない現存12天守の1つで、国宝でもあります。
私は現存12天守をすべて制覇するのが夢で、現在10城を制覇し、残すところは犬山城と丸岡城。
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松江城の魅力は、派手さはないけれど無骨でカッコイイところ。戦うための装備があちらこちらに見られるので、戦う城っていう感じがします。また、千鳥が羽を広げたように見えることから別名「千鳥城」とも呼ばれています。
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石垣を愛でるのもよし。
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もともと国宝の指定を受けていましたが、法改正により一度外されたという苦い過去があります。そこから市民や研究者の熱意によって、2012年に天守そばの松江神社で、松江城が完成した年に祈祷に使われたと思われる2枚の「祈祷札」が発見されました。さらに、天守地階の柱に祈祷札が掲げられていた釘痕が奇跡的に見つかり、2枚ともぴったり一致した点や貴重な資料も認められ、2015年国宝に再指定されたそうです。

天守地階に飾られている「祈祷札」のレプリカ。
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木製の鯱。
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最上階からは松江の町や宍道湖が見渡せる。
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松江城を堪能した後は、敷地内にある興雲閣というクラシカルな洋館へ。1903年に建てられた迎賓館で、島根県指定有形文化財にも指定されています。
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お目当ては、館内にある「亀田山喫茶室」。
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前回訪れて気に入ったので再訪しました。前回はテーブルまで注文を聞きにきてくれるという普通の喫茶店スタイルでしたが、今回は入口で注文して、呼ばれたら注文したものを取りに行くシステムに変わっていました。これもコロナの影響でしょうか。

喫茶室という名前にピッタリな落ち着いた雰囲気の店内で、ゆっくりお茶タイム。
イチジクのタルトと紅茶を頂いたのですが、写真撮るのを忘れてしまったので、前回の写真を掲載します。今回、写真撮り忘れが多いな…。
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松江城では、遊覧船でお堀を巡る「ぐるっと松江堀川めぐり」もオススメ。一日に何度も乗船が可能で、船上は夏でも涼しくて気持ちいい。歴史地区、市街地区、自然地区など、通る場所によって違う景色を味わえたり、途中でものすごく低い橋を通る時はアトラクション気分も堪能できるので、とっても楽しいのです。
今回は時間がなくて利用できず、とても残念でした…。

詳しい情報は公式サイトをどうぞ。
https://www.matsue-horikawameguri.jp/

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つづく。

タグ:島根 松江城
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