女の園の星2：月見草ロック：

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女の園の星2　[本のこと] [編集]

第2巻の発売日をすっかり忘れていて、慌てて近所の本屋さんに
買いに行ったところ、3軒まわって全滅でした…。

1巻の時は余裕で買えたのに～。
人気出すぎっ！
結局ネットで無事に入手できましたけど。
困った時のAmazon頼み（苦笑）。

あ、「女の園の星2」のことです。

ページを3枚ぐらいめくったところで、もう笑いました。
なんなら、1ページ目のイラストで既にクスッと(笑)。

ほんの少しだけネタバレすると、星先生の卒業アルバムの写真が
凄いことになってます(笑)。

今回も女子校という小宇宙で展開される、どうでもいい事件に
思わず笑ってしまいました。
和山やま先生の描写がまた、いちいち細かくて絶妙！
きっと女子校出身なのでしょうね！？

第1巻では、星先生の私生活が少し露呈されましたが、本書では
他の先生の私生活についても、少しずつ明らかになっていきます。

そうそう、今回の表紙を飾ったのは星先生の同僚の小林先生！
ということは、小林先生がフィーチャーされるのか？と期待が
高まりますよね（特に小林先生ファンの方）。

はい、結構活躍してます(笑)。

小林先生って星先生とは真逆の性格で、場の空気をあまり読めなくて
マイペース、でも意外と思いやりがあったりして。
本人は全く意識してないのですが、そこがまたいいんです。

そして、この作品に流れるほのぼのとした空気。
気づいたのですが、この学校（成森女子高等学校）って、生徒同士の
イジメもないし、生徒が先生に反抗するわけでもない。
かといって、いい子ちゃんというわけでもなく、陰で先生にあだ名を
つけたり、自習の時は思いっきりサボってたりするのですが(笑)。

作品全体に、どことなく平和な雰囲気が漂ってるんですよね。
そういうところが、読んでいて心地いいのかも。

自習をサボっている生徒たちの会話をドアの外で聞いた星先生が、
思わず笑みをもらして、心の中で呟く場面。

「あの頃にちょっとだけ戻りたい」

私もそう思いました。
ああ、楽しそう。

女子校出身でも、そうじゃなくても、こんな風にのほほんとした
学生時代に戻りたくなる。

「女の園の星2」和山やま著。
表紙の背景のイラストも何気にかわいい。