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神の手 [アロマテラピー]

本日付の朝日新聞の朝刊に、興味深い記事が掲載されてました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く南米ブラジルで、ある看護師の
思いから生まれた独自ケアが、SNSを通じて世界に発信されて話題に
なっている。

その名も「神の手」。

隔離された病室で、大切な人にも会えず孤独な患者に「手のぬくもり」を
感じて欲しいという思いから、お湯を入れて膨らませた二つの医療用手袋で
患者の手を挟むというもの。

この試みを始めた看護師自身も昨年5月にコロナに感染し、コロナ患者は
孤立し、ハグも握手もしてもらえないと孤独感を抱いたのだそう。

私はコロナ以前、高齢者施設や緩和ケア病棟でアロマテラピーを用いた
ハンドマッサージのボランティア活動をしていました。
その際、精油の香りで癒されるのはもちろんのこと、手で触れることに
よって相手がリラックスするのを肌で感じました。

自分自身もそうなのですが、ただ手を握ってもらうだけ、ただ手で触れて
もらうだけでも、不思議なほど心が安らぐんですよね。

この記事の看護師さんは、患者の対応に追われて一人一人の手を握り続けて
いられる状況ではなかったため、この様なケアを試したところ、実際に手を
握られているような感覚だったそう。

患者さんのために何ができるのかを考えて、やれることをやる。
そんな中で生まれた、とても画期的なアイデアだと思いました。

私がボランティアを再開できる様になるまでは、まだまだ時間がかかりそう
ですが、何かできることはないかを模索して試してみることが大事だという
ことを教わりました。

ちなみに今回の「神の手」を普通の手袋で試すと、手袋が破れて火傷をする
可能性がありますので、十分ご注意ください。

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