真夜中は純潔

女性アーティストの中では、椎名林檎ちゃんが好きです。

生と死を意識したような世界観や独特な日本語の言い回し、
女性の強さと脆さを感じさせる歌詞。
そして、曲によって自在に雰囲気を変えるビジュアル。
どれをとっても魅力的です。

ビジュアルに関しては驚くほどの七変化っぷりに、椎名林檎魔女説は
本当なんじゃないかと思ってしまうほど（苦笑）。

ライブにも足を運んだことがあるのですが、まるでショーを見ている
ような演出で、プロデュース力の高さにも敬服しました。

そういえば先日。
音楽番組「MUSIC BLOOD」で、東京スカパラダイスオーケストラと
アイナ・ジ・エンドさんが林檎ちゃんの「真夜中は純潔」を演奏している
のを見ました。

この曲はスカパラが編曲に携わっていて、思い出深い曲だそう。
というのも、当時は初代ドラマーの青木達之さんが急逝し、バンドとして
存亡の危機にあったのですが、止まったら終わってしまうという想いから、
必死に走り続けていたとのこと。
そんな時期を経て、林檎ちゃんと一緒に制作したのが「真夜中は純潔」。

バンドには様々な歴史があるものですね。
そのことを知って聴くと、また一層味わい深いです。

ヴォーカルを担当したアイナ・ジ・エンドさんも今回初めてお目にかかり
ましたが、とても雰囲気があって魅力的な方。
声が林檎ちゃんの曲に合っていて、力強さと妖艶さに引き込まれました。

この曲はMVも素敵なんですよね。
昭和の頃のルパン三世とかのアニメっぽくて、今見るとオシャレ。
林檎ちゃんのMVはどれも凝っていて、映像作品としても楽しめます。
流石！

そして改めて曲を聴くと、以前は感じられなかったのですが…。
紛れもなく「純潔」ですね。

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