タッタッタッでだまらっしゃい

「赤黄色の金木犀」や「茜色の夕日」などのような叙情的で
哀愁ただよう曲がある一方、不思議だけどなんかカッコイイ
という曲もあるのが、フジファブリックというバンド。

そんなフジファブリックの不思議カッコイイ曲の中から、
今回は2曲をピックアップしてみました。

まずは「銀河」。

最初にこの曲を聞いた時は衝撃的でした。
「タッタッタッタラッタラッタッタッ」とか、
「パッパッパッパラッパラッパッパッ」などという
意味不明な言葉が出てくるのです（苦笑）。

それに、何ともいえず不穏な空気を漂わせた曲調。
なんだ、この曲は!?と思わず引きこまれました。

四季盤シリーズの冬盤にあたるのがこの曲なのですが、冬っぽい
ワードが一切出ないのも特徴的。
敢えてそういうワードを出さず、冬だから空気がキレイってことで
「銀河」らしいです。

私的カッコイイポイントは、イントロと間奏のギター。
特に、間奏の総君のギターソロがめちゃくちゃカッコイイ！

MVがこれまた不思議でちょっとコワい（苦笑）
独自のワールドが繰り広げられています。


もう1曲は「TAIFU」。

「虹色　赤色　黒色　白」とか、
「飛び出せレディーゴーで　踊ろうぜ　だまらっしゃい」など
さっぱり意味がわかりません（苦笑）

曲調も不思議、だけどなんかカッコイイ。
この意味のわからない歌詞が、バンドによって作り出される音に
乗った時、わけのわからないカッコよさが生み出されるのでしょう。

藤井フミヤさんの息子さんがフジファブリックのファンだったそうで。
昔、息子さんがヘッドフォンでこの曲を聴きながら歌っているのを
フミヤさんが聞いて「息子が音痴になってる！」と心配になって
曲を聴いてみたら、「合ってる！」っていう逸話があるらしい(笑)。
それぐらい不思議な曲ってことですね。

私的カッコイイポイントは、不可思議なメロディーの狭間で
「感情の赴いたままにどうなってしまってもいいさ」と急に
抑えたトーンに変わるところです。

「だまらっしゃい」と言ってたのに、「どうなってしまってもいいさ」って。
曲調の起伏と共に、感情の起伏も激しすぎ！
一体なんなの!?と気にならずにはいられません。

MVでは、志村君が色っぽいのも気になります。


今年も残りわずか。
「タッタッタッタラッタラッタッタッ」と、勢いをつけましょう！

タグ：志村正彦