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志村君に会いに⑤ [フジファブリック]

富士五湖文化センターを後にし、月江寺~下吉田界隈を散策しました。
月江寺駅と下吉田駅は間隔がそれほど遠くないので、お散歩するのに
ちょうどいい距離。

ぶらり歩くと、まるでタイムスリップしたかのような昔懐かしい街並み。
今では営業していない店舗もちらほら目につき、以前はもっと
活気があったのであろうとかつての光景を思い浮かべてみる。

<西裏>
西裏地区もまさに昭和の面影が残る場所。
かつては繁華街として多くの人でにぎわっていたそうです。
少し路地を入ると、ディープな世界が広がっていそうな雰囲気。
私が訪れたのは昼間だったのでひっそりしていましたが、夜はまた
表情を変えるのでしょうね。
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路地裏を歩いていると、フジファブリックの「陽炎」が脳内再生。

あの街並 思い出したときに何故だか浮かんだ
英雄気取った 路地裏の僕がぼんやり見えたよ

<月江寺の池>
歩いた先に視界が開けて、そこには池がありました。
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月江寺というお寺の麓にある池で、ほとりにあったベンチで一休み。
鴨が泳いでいる姿をのんびり眺めていると、なんだかホッとする。
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この街を歩いていて思ったのは、歩いていると必ず川などの水辺に
ぶつかり、水が豊富な場所だなということ。
キラキラと輝く水面がまぶしくて、「ペダル」が脳内再生。

だいだい色 そしてピンク 咲いている花が
まぶしいと感じるなんて しょうがないのかい?

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<下吉田第一小学校>
志村君の母校。
この日は冬休みだったのですが、時々校庭で遊んでいる子供の
姿がありました。
志村少年もグラウンドで野球したのかな。
思わず「記念写真」が脳内再生。

ちっちゃな野球少年が 校舎の裏へ飛んでったボール 追いかけて走る
グラブをかかえた少年は 勢い余ってつまずいて転ぶ すぐに立ち上がる

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この街を歩いていると、志村君の面影をあちらこちらに感じて、
同時に彼が作った曲の世界へと誘われていきます。
空気というか分子の一つ一つが志村君を形成していったのだと
思いました。

一つ残念だったのが、志村君がよく訪れていた「M2」という
洋食屋さんがお休みだったこと。
ここの大根スパゲティがお気に入りだったそうです。
ケーキなどのデザートもあるようなので、お茶目的に訪れたの
ですが、年末でお休みでした。
次回は絶対ここで大根スパゲティ食べます!
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歩き疲れたのでどこかで休憩したいと思い、他のお店も探してみた
ものの、年末ということでほとんどのお店がお休み。
とぼとぼと下吉田駅に戻ると、駅の隣りにある「下吉田倶楽部」という
カフェが営業していました!

<下吉田俱楽部>
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店先に志村君のイラスト。
ということは、きっとゆかりのある場所なのだろうと中に入ってみると…。
店内ではフジファブリックの曲がかかっていて、ビンゴでした(笑)。

駅にも貼ってあった志村君のポスターやファンの方が書き込める
ノートも置いてありました。
コーヒーとバウムクーヘンを注文し席につくと、隣の席の女子が
熱心にノートに書きこんでました。
皆さんそれぞれ胸の中に志村君への思いを抱いているのですね。
駅でもファンと思われる方をお見かけしましたが、志村君は
今もなおたくさんの方々に愛されているのだな。

他にも、店内に志村君ゆかりの地が載っている手作りマップが
置いてあったので、頂きました。
次回はこれを見て周ろうと思います。

そして、この日の最後の目的である夕方5時のチャイムを聴きに
店を後にしました。
富士吉田市では、志村君の命日である12月24日前後になると
防災無線の夕方5時のチャイムで「茜色の夕日」が流れます。
(お誕生日の7月10日前後は「若者のすべて」が流れるそう。)
いつか聴いてみたいと思っていましたが、ようやく夢が叶いました。

チャイムを聴く場所として選んだのは、富士山がよく見える
川沿いの道。
水のせせらぎと鳥の鳴き声。
そして、「茜色の夕日」のメロディーが聞こえてきました。
スマホに録画したのですが、ブログへのアップ方法がわからないので、
その時の写真を載せます。
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チャイムとしてメロディーだけを聴いても、切なさが伝わる。
曲の調べが夕闇の中、富士山を望むこの街と一体となっている
光景が美しすぎて言葉にならない。
この日のこの瞬間をずっと心に残しておこう。

帰りの列車を待っている時、この日初めて「若者のすべて」の
発車メロディーを耳にしました。
最後に聴けてよかった!

初めての富士吉田訪問は、私にとって特別な日になりました。
また絶対来ます。
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…と、この記事を書き終えたばかりなのですが。
実は、先日富士吉田への再訪が叶いまして(苦笑)。
また近日中にブログにupできればと思います。

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