漱石の日 [夏目漱石]
本日2月21日は、漱石の日。
漱石先生の日があったなんて、今まで知らなかった…!
なんとも不覚です。
1911年(明治44年)2月21日に、先生が文部省からの文学博士号授与を
辞退したことから、「漱石の日」と呼ばれるようになったのだとか。
その逸話は知っているのです。
お上からの上から目線のやり方に憤慨した漱石先生は、再三の通達に
対して頑として辞退したそう。
文部省「文学博士号をあげるから取りに来いよ。」
先生「は?頼んでないし。あげるからといってホイホイ出かけるかい!」
という感じだったのでしょうかね。
その際に先生は、以下のような書簡を文部省に送ったのです。
小生は今日までただの夏目なにがしとして世を渡って参りましたし、
これから先もやはりただの夏目なにがしで暮らしたい希望を持って
おります。従って私は博士の学位を頂きたくないのであります。
権力に対して、決してひるまなかった漱石先生。
単に意固地になって辞退したわけではなく、先生なりに信念があるが
故の辞退だったそうです。
この先生の信念は、作品にも表れています。
はー。やっぱり素敵だ。
ちなみに、上記の書簡は神奈川近代文学館に所蔵されているそう。
この後にも、時の首相、西園寺公望が文学者との歓談の宴に先生を
招いた際、新聞小説の執筆を理由にこの様な川柳を添えて断っています。
時鳥(ほととぎす)厠半ばに出かねたり
なんとも洒落が効いているではありませんか!
このブレない姿勢、ぜひ見習いたいです。
漱石先生の日があったなんて、今まで知らなかった…!
なんとも不覚です。
1911年(明治44年)2月21日に、先生が文部省からの文学博士号授与を
辞退したことから、「漱石の日」と呼ばれるようになったのだとか。
その逸話は知っているのです。
お上からの上から目線のやり方に憤慨した漱石先生は、再三の通達に
対して頑として辞退したそう。
文部省「文学博士号をあげるから取りに来いよ。」
先生「は?頼んでないし。あげるからといってホイホイ出かけるかい!」
という感じだったのでしょうかね。
その際に先生は、以下のような書簡を文部省に送ったのです。
小生は今日までただの夏目なにがしとして世を渡って参りましたし、
これから先もやはりただの夏目なにがしで暮らしたい希望を持って
おります。従って私は博士の学位を頂きたくないのであります。
権力に対して、決してひるまなかった漱石先生。
単に意固地になって辞退したわけではなく、先生なりに信念があるが
故の辞退だったそうです。
この先生の信念は、作品にも表れています。
はー。やっぱり素敵だ。
ちなみに、上記の書簡は神奈川近代文学館に所蔵されているそう。
この後にも、時の首相、西園寺公望が文学者との歓談の宴に先生を
招いた際、新聞小説の執筆を理由にこの様な川柳を添えて断っています。
時鳥(ほととぎす)厠半ばに出かねたり
なんとも洒落が効いているではありませんか!
このブレない姿勢、ぜひ見習いたいです。
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