SSブログ

美しい本の世界<虞美人草> [夏目漱石]

新年早々、美しいものを愛でたい。
ということで、今回は「虞美人草」の装幀です。

本は帙にくるまれています。
帙というのは、書物の損傷を防ぐために包む覆いのこと。
gubijin_1.jpg

帙の背面。
gubijin_2.jpg

紐をほどくと本体が現れます。ちょっとワクワクする。
gubijin_3.jpg

本体に描かれているのは虞美人草。
gubijin_4.jpg

虞美人草とは、ヒナゲシの別名。
作品に登場する自我の強い高慢な女性、藤尾をこの花に見立てたそう。
gubijin_5.jpg

扉。
gubijin_6.jpg

本文。「吾輩は猫である」のような挿絵はないです。
gubijin_7.jpg

奥付。
gubijin_8.jpg

デザインを手掛けたのは橋口五葉です。
gubijin_9.jpg

帙にくるまれた状態になっていると、本を大切に保存するという
気持ちが感じられていいなと思います。

この作品でも、漱石先生のこだわりが表れていますね。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
男は行く年賀状 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。