美しい本の世界<鶉籠> [夏目漱石]
夏目漱石「鶉籠」。
漱石作品の装幀の中では、色使いが控えめでやや地味な印象ですが、
よく見ると表紙が花模様の空押しになっていて、とても凝っています。
装幀を担当したのは、今回も橋口五葉様。
表紙。薄緑色がお上品。
背。
裏表紙。
花模様が美しい。
こちらはカバー。レタリングが素敵。
扉。レタリングに力を入れているのが伝わります。
「鶉籠」を世に出すにあたり、序文で漱石先生の意気込みが記されています。
収録されているのは、「坊ちゃん」「二百十日」「草枕」の3作品。
坊ちゃん
二百十日
草枕
奥付。
この写真は復刻版なのですが、発行者住所氏名の部分にあるケイ線は、
原本で貼紙訂正されていることを示したもの。
貼紙の下には、「和田む免」とあったようですが、発行の際に訂正貼紙をし
「和田む免嗣子/和田静子」となおしたものだそう。
そのような部分も忠実に再現されているとは、驚きと共に感動すら覚えます。
「鶉籠」は老舗出版社の春陽堂から出版され、春陽堂にとって初めての漱石作品。
以降、主要な漱石作品を次々と世に送り出しました。
漱石先生の美しい本へのこだわりは、この後もどんどん加速していきます。
漱石作品の装幀の中では、色使いが控えめでやや地味な印象ですが、
よく見ると表紙が花模様の空押しになっていて、とても凝っています。
装幀を担当したのは、今回も橋口五葉様。
表紙。薄緑色がお上品。
背。
裏表紙。
花模様が美しい。
こちらはカバー。レタリングが素敵。
扉。レタリングに力を入れているのが伝わります。
「鶉籠」を世に出すにあたり、序文で漱石先生の意気込みが記されています。
収録されているのは、「坊ちゃん」「二百十日」「草枕」の3作品。
坊ちゃん
二百十日
草枕
奥付。
この写真は復刻版なのですが、発行者住所氏名の部分にあるケイ線は、
原本で貼紙訂正されていることを示したもの。
貼紙の下には、「和田む免」とあったようですが、発行の際に訂正貼紙をし
「和田む免嗣子/和田静子」となおしたものだそう。
そのような部分も忠実に再現されているとは、驚きと共に感動すら覚えます。
「鶉籠」は老舗出版社の春陽堂から出版され、春陽堂にとって初めての漱石作品。
以降、主要な漱石作品を次々と世に送り出しました。
漱石先生の美しい本へのこだわりは、この後もどんどん加速していきます。
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