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フジファブリックの野音は神がかっていた [フジファブリック]

7月30日(土)晴れ。
「フジファブリックLIVE TOUR 2022 ~From here~」のツアーファイナル、日比谷野外大音楽堂公演に参加しました!
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2006年5月3日に開催されたフジファブリックの野音ライブの映像が私の中のベストライブ殿堂入りぐらい大好きで。
野音でフジファブリックのライブを観るのが夢でした。
その夢がとうとう叶ったのです…!

そもそも一番好きなライブ会場が日比谷野外大音楽堂なので、その場所で好きなアーティストのライブを観ることができるのは、私にとってこの上なく幸せなこと。
それだけでも幸せ過ぎるのですが、席がBブロック最前列で実質前から5列目という、自分が参加した野音ライブの中では一番の神席だったので、始まる前から舞い上がっておりました。

数え切れないほど見た2006年の野音ライブの映像では、ステージに登場したメンバーの少し緊張したような表情や、緊張と嬉しさを湛えたような表情で1曲目の「桜の季節」を歌い始めた志村君の姿が目に焼き付いている。

今回のライブでは「LOVE YOU」からのスタート。
なぜだかわからないけど、「桜の季節」じゃなくてホッとする。
ステージに登場した総君、ダイちゃん、加藤さん、玉田豊夢さん。
笑みを浮かべたメンバーの表情を目にして、自分が現実の中にいることを実感しました。

続けて「SUPER!!」「楽園」「東京」「スワン」が演奏され、楽器の音が体に響くのを感じながら、今のフジファブリックの音楽を聴くことができる幸せを嚙みしめる。

「桜の季節」「モノノケハカランダ」と、当時の曲も演奏してくれました。
「モノノケハカランダ」では、久々に総君がギターの背面弾きを披露!
と思ったら、すぐやめちゃったけど(苦笑)。
そういえば、もう背面弾きはキツイと言ってたっけ。
この曲を初めて聴いた時、なんて変わった曲なんだと思ったのですが、聴けば聴くほどカッコイイし、やっぱり変(笑)。
こういう曲を作れるフジファブリックってどうかしてます(いい意味で)。

変わった曲といえば「LET'S GET IT ON」も謎です。
何をいってるかよくわかりません。
でも、フジファブリックの場合ヘンテコな曲でも演奏がめちゃくちゃカッコイイ。

そして、Feverman。
初めて聴いた時はかなり衝撃的で、しかもライブでファンの方達が盆踊りのような手振りをしていて、加藤さんまで踊っていた光景に驚きました。
申し訳ないけど、私には無理だな…とその時は思っていたのですが。
今回、何の抵抗もなく手振りをしている自分がいました(苦笑)。しかも、楽しい!
加藤さんの美しい所作をお手本にしながら、すっかりFevermanワールドにはまっていたのでした。

ライブって不思議ですね。
CDで聴いた時よりも、曲が何倍も生きてくる。
そんな曲達がたくさんありました。

「東京」の間奏部分でギター⇒ベース⇒キーボード⇒ドラム⇒ギターと繋いでいくところが大好きで、カッコよさも倍増!
フジファブリックの曲って、歌だけじゃなくそれぞれの楽器の聴かせどころがちゃんとあるのがいい。
「STAR」はイントロが鍵盤から始まって、より一層ドラマチックな始まり方になっていて、この曲を聴くと無条件で光を感じるというか。
2011年にここからバンドを続けていくという気持ちで作った曲だと言っていたけど、この曲が生まれたことはバンドにとって非常に大きかったのだと思います。

「星降る夜になったら」では、ちょっとしたハプニングが。
途中で総君の声が聴こえずらくなり、何やらイヤモニをゴソゴソしている。
自分の声が聴こえなくなってしまったのかな?これもまたライブならでは。

そういえば、MCで総君が言っていた。
今回のツアータイトル「From here」には、ここからまた新しい光を作っていきたいという思いや願いをこめたと。
セットリストを見て納得。

ラストは「虹」で締め。
フジファブリックの曲で一番好きな曲と言われても一つには絞れないけど、この曲は間違いなく私の中のトップ5に入るぐらい好き。
志村君が野音で歌っていたのも、総君が今回歌ってくれたのも、ずっと心の中で鳴り響いていくことでしょう。

「フジファブリックのライブや音楽はあなたの心の居場所です。フジファブリックはあなたの心の居場所をこれからもずっとずっと作り続けていきます」と約束してくれた総君。ありがとう!このライブで間違いなく光を感じました。

この日は本当に暑くて見る方も汗だくだったけど、演奏する方も汗だくな様子。
ダイちゃんは汗で鍵盤が濡れて電源が落ちるかと思ったと言ってました(笑)。なんとなくダイちゃんの目力がいつも以上に強かった気がする。
グッズ紹介コーナーでは、往年の雄たけびが聞けて嬉しかったです(笑)。

加藤さんは涼しそうな顔をしてると思ったら、やはり汗だくだったようで途中でジャケット脱いでました(笑)。このツアーでグッズのポーチからご当地名物を出すネタが生まれたようで。まさか加藤さんから「フロムヒア~!」という雄たけびが聞けるとは思ってもみなかったです(笑)。

豊夢さんは浩次先生の時は最年少ですが、フジのライブでは兄貴のような優しい眼差しでメンバーを見守っている印象。豊夢さんのドラムって、しなやかさと柔らかさがあって唯一無二な気がします。さすが日本代表!
素手で叩くのを間近で見ることができて、思わず見惚れてしまいました。

これまで参加した野音ライブは秋が多くて、演奏の合間に虫の声が聴こえて風情を感じるのですが、夏はセミの声が聴こえてセミとセッション。それはそれでいいものですね。
日が傾きかけた頃は汗がとまらなかったけど、だんだん夜風にかわってくると少し心地よくなって。
そういう空気感も野音ならでは。

2006年5月3日の野音ライブが最高だと言いましたが、今回も私にとって思い出深い最高のライブになりました。フジファブリックには志村君という人が欠かせないということも毎回感じるのですが、それと同時にバンドが一歩ずつ前進していることも実感しました。

夢のような時間が終わって、今はすっかり現実に戻っています。
でも、大丈夫。総君が約束してくれたから。
これからもフジファブリックと皆さんに光あれ!
そして、いつかまた野音でフジファブリックに会えます様に。
ツアーファイナル、本当にお疲れ様でした!!

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ライブ中に飛んできた銀テープ。ステッカーの林檎の形に合わせてみました。

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