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志村君に会いに④ [フジファブリック]

下吉田駅から忠霊塔へと続く道には、嬉しい仕掛けがありました。
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忠霊塔を描いた絵で、私たちの目を楽しませてくれるのです。
写真を撮ったのはこの4つでしたが、もう少し種類があったのかも。

また、かわいらしい車両も発見!
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子供が見たら喜びそうですね。
大人でもテンション上がります。

それから、このようなものも目にしました。
shimura_19.jpg

滋賀県にある「飛び出し坊や」に似ています。
もしかすると、日本全国を探すとこの手の看板が他にもあるのでしょうか。
気になります。

気になると言えば。
道を歩いていると、中学生ぐらいの男子からすれ違いざまに「こんにちは」と
挨拶をされました。

はじめは知り合いの誰かと間違われて挨拶されたのかな?と思ったのですが、
何度かそのようなことがあったので、この辺りの子供たちは知らない人でも
ちゃんと挨拶する習慣があるのですね。
なんて礼儀正しいのでしょう!

東京でそんな風に挨拶されたことはないので、ものすごく感動しました。
さすが志村君の故郷!
いいところだな~。

そんなことを思いながらてくてく歩き、辿り着いたのは…。

<月江寺駅>
shimura_21.jpg

下吉田駅の隣りの駅。
色使いがなんともかわいらしい駅舎!
「月江寺」という名前も素敵だな。
近くにある月江寺というお寺が駅名の由来になっているようです。

そういえば志村君がライブのMCで、この駅は切符が磁気じゃないので、
自動改札に対応していないと言ってたっけ。
今でもそうなのでしょうか。
この駅から電車に乗ってみればよかったと少し後悔。
次回再訪時に確かめてみます。

そして、駅から少し歩くとあの場所に辿り着きました。

<富士五湖文化センター>
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2008年5月31日にフジファブリックの「TEENAGER FANCLUB TOUR」追加公演が
行われた場所。
何度も映像で見たあのライブ。
お客さん達が会場入りしていたのは、この辺だったのかな。
なんて思いながら、建物の周りを歩いてみました。

以前の記事でも触れましたが、志村君が15歳の時に奥田民生さんのライブを
見てミュージシャンを目指し、いつか地元である富士五湖文化センターで
ライブを行い、友達や身内ではなくファンだけでソールドアウトしたい
という夢を実現させた場所。

ライブのMCで、夢を実現するまでの苦悩を吐露し、その後に歌った
「茜色の夕日」では途中で感極まって歌えなくなってしまった志村君。
そんな彼を優しくサポートするメンバー。
何度見ても胸が熱くなるシーンです。

今ではもう見ることができない、かけがえのない時間を刻んだホール。
実際に当時のライブを見ることはできなかったけれど、会場の前に
立つことができただけでも嬉しい。

今はただ静寂に包まれている富士五湖文化センター。
shimura_23.jpg

何かで活躍して脚光を浴びている人を見ると、つい「いいなあ」とか
「羨ましい」と思ってしまうのですが、実はその陰で死にもの狂いで
闘っているんですよね。
スポットライトが当たっている所だけに目がいってしまい、その人の
本当の姿を見ることができていないというか。
輝いている部分なんてほんのわずかで、常にもがいてあがいて苦しみ
ながら闘っている。

自分はきっと、そこまで死にもの狂いで何かに打ち込んだことがないので、
苦しみをすべて理解することはできないなと思います。

けれど、苦しみの中から生まれた一筋の光のようなものが音楽に滲み出て
いることは感じることができ、そういう音楽にどうしようもなく惹かれて
しまうのだなと思うのです。

志村君は、そんなことを教えてくれた人でした。

つづく。



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