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CHRONICLE [フジファブリック]

フジファブリックのアルバムの中で、一番最初に聴いたのが「CHRONICLE」。

メジャーデビュー後4枚目のアルバムで、志村君の生前最後となった作品。
1枚目から聴くのが普通だと思うのですが、なぜか4枚目から聴いてしまった。
後になって、順番間違えた~!と思ったのでした。

なぜこのアルバムを一番最初に聴いたのかというと、ストックホルムで
レコーディングされたものだから。
バルト三国を含めた北欧諸国に憧れを抱いているので、ストックホルム
というワードに敏感に反応してしまったのです。

このアルバムを聴いた後に1枚目から聴いていくと、明らかに全3作とは
違う毛色の作品だなと感じました。

まず、本作は志村君がメンバーに頼らずに、自分でできるようにならないと
いけない!自分で全部やる!という決意のもと、自分自身をすべてさらけ出し、
いわばまるごと志村正彦がパッケージされたような作品であること。

そして、ストックホルムでレコーディングされたことで、今までとは違う
音を出していること。

「クロニクル」「エイプリル」等のように弱さや繊細さを感じる曲があるかと
思えば、「Merry-Go-Round「Monster」のように力強いロックな音を前面に
出している曲もあり、はたまた「Anthem」のような格調高い世界観の曲も
あったりと、バラエティ豊かな内容になっています。

中でも、現地で作ったという「Stockholm」という曲は圧巻。
短い曲なのですが、聴いているとまるでストックホルムの空が目に浮かび、
空気をそのまま感じるほど、まるごとストックホルムが詰まっています。

ちなみに、CHRONICLEって日本語だと「年代記」という意味なんですよね。
まさにこのアルバムのタイトルにピッタリだなと思いました。

CDだけでも大満足なのですが、さらに!
なんと!ストックホルムでのレコーディングドキュメント映像などのDVDも
ついているという、出血大サービスな作品なのです。
(紙ジャケット仕様のバージョンはDVDなし)。

メリーメーカーズとの過酷な(!?)レコーディングの様子やメンバーの
インタビュー、北欧選手権という謎の企画など盛りだくさん。
もう見どころ満載で、何度見ても飽きない。

そう、何度も見ている…。
のに。

今日初めて気づいたことがありました。
レコーディングドキュメント映像にメンバーによるオーディオコメンタリー
なるものがあったということに!

DVDのメニューにオーディオコメンタリーON、OFFというのがあったので、
ONにしてみたら、映像に対してメンバーがわちゃわちゃ喋ってる!

オーディオコメンタリーって副音声のことなのですね。
初めて知りました。恥ずかしい…。

ドキュメンタリー映像だけでも勿論楽しめるのですが、副音声にすると
メンバーがいろんなことにツッコミ入れたりして、面白くなってる(笑)
めちゃめちゃ笑いました。
特に志村君のインタビュー映像で、志村君の右側に映る「olo」という文字に
最後までハマるメンバー(笑)

志村君の映像を見るときは、ときめきと同時に切なさを感じてしまうのですが、
この映像は純粋に楽しい気持ちになりました。

フジファブリックって本当にいいバンドだな!

CDジャケットでメンバーが被っているのはモコモコの帽子かと思いきや、
本物のワンちゃん!


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