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山とあめ玉と絵具箱 [本のこと]

数年前から山に登ってみたいという憧れを抱いている。

高尾山やハイキング程度なら経験しているのだけど、もう少し本格的な
登山をしてみたい。

昨年はついに実行に移そうかと思っていたものの、コロナのこともあり
結局実現には至らず…。

そんな私の楽しみは、山にまつわる本や写真集、ドラマなどを見ること。
この本もその一つ。

「山とあめ玉と絵具箱」川原真由美


まず、装幀に一目惚れ。
色やイラスト、そしてタイトルのかわいらしさ。
どれをとっても惹かれてしまう。

内容は、山にまつわるエッセイ。
高尾山、丹沢、北陸や関西の山、そして北・南アルプスの山々。
読んでいると、四季によって様々な表情を見せる山の景色が目に浮かぶ。

仕事に疲れた日、特別な日、どんな時でも山はそこにある。
静かな語り口だけれど、著者の山への愛がじんわり感じられて、
とても温かい気持ちになった。

著者による、やさしいタッチの挿絵もステキ。

タイトルにもあるように、著者は山へ行く時にあめ玉と小ぶりの手帳と
ペン、そして何泊かするときには絵具箱を持っていく。
けれど絵具箱は、ほとんど開かずじまいだそう。
それでも、置いていくことができない理由がある。

私もいつか山で絵を描いてみたい。
その前に、まず登ってみなくては。
いつか実現する日まで、このエッセイを読みながら山への憧れを膨らませよう。

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